こざくら日和 : カテゴリー : 01.全て

カテゴリー : 01.全て

このカテゴリーの登録数:283件 表示 : 131 - 140 / 283

2006-06-11

神出鬼没のルチノちゃん

ポスト @ 10:37:39 | 01.全て,03.インコの部屋

母が育てたしゃくやく。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、昔から美人の形容として用いられてきたしゃくやく。大輪の花が艶やかです。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

いよいよ関東も梅雨入りしましたね。雨の多い鬱陶しい季節ではありますが、太陽がぎらぎらと照りつける情熱的な季節へと移行する前のしばしの小休止、しとしとと降る雨のごとく静かに時の流れる穏やかな季節でもあります。

窓の外の雨模様を見ながら物思いにふけるインコ・・・といえばそれらしいのですが、今日もわが家のインコたちはこのお天気を吹き飛ばすようにとっても元気!思いっきり甘え、思いっきり遊び、そして思いっきり悪さもします。

ひところは何が怖いのか入ってこなかったパソコン部屋ですが、最近は自由に出入りできるようになりました。入ってくるとまずPCの前に陣取りぽっとんと落し物。長年接してきて思うに、これはティッシュをおびき出すためのルチノちゃんの作戦なのです。ティッシュが出てきたところでプクプク!あわよくば玉乗りしようとの腹づもり。こちらがこれに乗らないといつまでも”プクプク、ぽっとん”を繰り返します。そのうちにぽっとんの方はお水だけになってしまいますが、それでも何とか搾り出しています。どうもこざくらインコは意識的に落し物をすることができるようですね。これはルチノちゃんで初めて知ったことでした。

・まずはここが定位置。PCにぽっとんされないように気をつけています。

最近パソコン部屋に電器があることに気付いたルチノちゃんです。ルチノちゃんは温かい電器の上が大好きなのですが、今まではリビングの電器で暖を取るのみでした。PC部屋に出入りするうちにその存在に気付いたルチノちゃん、盛んに止まるようになりました。明るい光を発するものは温かい・・・そういう結びつきができる学習能力もこざくらインコにはあるみたいですね。

・ここでも落し物に要注意です。パソコンにかからないように電器をずらします。

キンダーサプライズのおもちゃが好きで一頃買い集めたことがあります(あま〜いチョコのお味も好きでした^^)。パソコン部屋にはその飾り棚があるのですが、いままで全く興味を示さなかったルチノちゃんが最近突如ここにも乱入・・・。”モノを落っことす”面白さにふたたび目覚めたようです。連れ戻せども連れ戻せどもまるでゴムで繋がれたみたいにここに戻ってきてしまいます。その対策やいかに〜。こちらもふたたび頭を悩ます飼い主なのでした。

2006-06-05

週間ブックレビュー

ポスト @ 19:22:36 | 01.全て,05.読書の小部屋

日曜朝8時からの放映、NHK BS−2の 「週間ブックレビュー」 ・・・ ご覧になっている本好きの方も多いのではないでしょうか。

この番組のことはちらほらと耳にしていていつかは見てみたいと思いつつ長いときが流れてしまいました(日曜は仕事のことも多いので・・)。が、先日思い切って録画をして初めて見ました。NHKらしい堅い作りの番組ですが、今年で16年の長寿番組らしく読書欲をそそるなかなか良い番組でした。

番組はまず3人のゲストが登場するコーナーから始まります。様々なジャンルの方が3人登場し、自分の選んだ本を推薦します。それぞれが3冊ずつ挙げますが、そのうち一冊は他のゲストと講評し合う”お勧めの一冊”。ジャーナリスト、翻訳家、映画監督などなど・・・三者三様のゲストがご自身の一読入魂の書をまず書評し、続いて司会者を含めたほかのゲストとその本について論じ合います。肯定的に捉える方が多い中、「文学になっていない云々・・・」などの批判も飛び出したりして、それはそれでまた聞いていて面白いのでした。当たり前なことですが、一冊の本を巡っての読み方、感じ方は人それぞれ異なります。論じ合う本を読んでいないのでよくは分からないのですが、「自分だったらどう感じるのかしら」と思うととても興味深いです。

ゲストのコーナーが終わると次は「特集」です。旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きを伝えるコーナーで、毎回一人のゲストが登場します。

私が見た回は福井晴敏さんがゲストとして登場。最新作『Op(オペレーション).ローズダスト』を中心にお話しされていました。福井作品は映画化もされた『亡国のイージス』を以前読んでいましたのでとても興味深く拝見しました。今回の『Op.ローズダスト』は東京臨海副都心を舞台に、テロリストとの攻防を描く1100ページもの超大作。『亡国の・・』も同じテイストの小説でしたね。次回は全く違う構想の作品を考えられているとの福井氏の弁でしたが、彼の作品には国家間の攻防、テロなどがテーマになっているものが多く、またそれを得意とする作家のようでもあります。

思うに作家の方をテレビで拝見する機会は案外と少ないもので、作家の素顔に触れることができるのは大変貴重で面白いことです。福井氏は私の想像とは少し趣を異にする方でした。小さな口元からもちもちと言葉を発し、意外や意外、ぷよっと丸いオタク系・・・そんな印象を受けました〜。作品からくる自分の先入観とは異なる作家を目にし、そのギャップを感じることもまた面白いことですね。

さて最後のコーナーですが、「 ベストセラーレビュー」・・・ 様々な切り口で本に関するランキングを伝えます。今売れ筋の旬の本が一目瞭然、 最新流行を確認することができます。以上三部構成の番組をご紹介しましたが、最後に司会の中江有里さんについて。

新聞の対談などでも目にしていましたが、彼女は大変な読書家だと聞いています。今や脚本家としても活躍、多方面で才能を発揮されている彼女ですが、中江さんの穏やかな司会ぶり、きれいなナレーション、そしてさりげなく挟む意見なども見ていてとても感じがよいのでした。そして中江さんは固定の司会者ですが、他にもう一人メーン司会者がいます(5人の方が週代わりで登場する)。その中に大好きな児玉清さんも〜!児玉さんの爽やかで知的な語り口、名司会ぶりを拝見できることもまた楽しみの一つになりそうです。

さて、番組を見ていて思い出したのは以前参加していた読書会のことです。諸般の事情があって今は休会中なのですが、この会もメンバーが挙げた本をそれぞれが読んできて論じ合うというスタイルをとっていました。

色々と良かったことの多い読書会ですが、その効能の一つとしてはまず自分が普段は読まないジャンルの本を読むことによって興味や視野が広がる、ということが挙げられるでしょうか。飛び交うメンバーの意見も実に様々で、一冊の書から色々な切り口で読み論ずることができるものだと実感しました。そして案外難しいのは、頭で考えている漠然とした意見を形にして述べるということです。私は中々積極的には意見の言えなかったほうなのですが、他の方の意見を掬い取って自分の意見に繋げるという作業は頭をフル回転させなければついていけません。普段こうした機会は案外少ないもので、とてもいい頭の体操になりました(老化防止?!にもなるかもしれませんね)。

「週間ブックレビュー」はそんな読書会のことも思い出させてくれました。いつか会にも復帰したいなと思っています。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

最近読んだ本、『白夜行』。肩の凝らない話、ときを忘れて没頭できるミステリーが無性に読みたくなってトライ。途中やや中弛み?そして少しあっけない終わりがちょい物足りない?!でもエンターテイメントとして充分に楽しめた小説。

2006-06-02

水無月

ポスト @ 17:51:58 | 01.全て,04.日々の徒然

・インコカレンダーの6月。ラベンダー色の背景にモーブのインコが映える。

暦はいつの間にやら6月へ・・・はや今年の前半戦も大詰めです。 旧暦では水無月と呼ばれる6月・・・梅雨のこの時期になぜ「水が無い月」?不思議ですよね。これには諸説あるようですが、梅雨が明けて水が少ないから「水無月(みなづき)」という説が有力のようです。今の暦とは一月ほどのずれがある旧暦ですから、梅雨明けの雨の降らない時期をそう呼んだのでしょうね。

さて入梅を迎えるこの季節、段々と蒸し暑くなり不快指数も高くなりがちですが、楽しいこともまた多し、で元気に不快を跳ね飛ばしていきたいものです。

まずは服装・・・。今月に入って会社の制服も衣替えです。世はクールビズの勢い盛んですがなるべく冷房のお世話にならぬよう、そして見る人の目にも涼やかな服装を心掛けたいものです。軽装になるこの季節、おしゃれ心もぐんと弾みますよね。

それからもう間もなくサッカー・ワールドカップが始まりますね。楽しみにされている方もきっとたくさんいらっしゃることでしょう。かくいう私もサッカーファンというわけではないのですが、4年前の日韓共同開催の大会で初めてその面白さに目覚めました。テニスのウィンブルドン同様見れば見たで応援にも思わず熱が入ってしまうちょっとミーハーな私です。

・姉のバラを生けて・・・
・次男とお遊びのルチノちゃん

2006-05-31

バラの庭から

ポスト @ 17:49:58 | 01.全て,04.日々の徒然

姉が丹精込めて育てたバラが美しく花開きました。

お互いに忙しくて普段は中々行き来の出来ない私たちではありますが、昨日は時間を作って今まさに満開というそのバラを見に母と千葉まで足を運びました。お留守番の父には申しわけないのですが、母、姉、そして私とおんな三人、おしゃべりも楽しみながらのバラ鑑賞・・・優雅で穏やかなひとときを過ごしました。

・ミニバラのアーチがお庭へといざないます

「アルバ・ メイディランド」             「コーネリア」

ドイツの画家にちなんだ花名、「エミールノルデ」

「ラベンダー・ピノキオ」              「アプリコーラ」

有名なオールドローズ園芸家の名にちなんだ「グラハム・トーマス」

高名な音楽家の名にちなんだ「ヨハン・シュトラウス」  「アルベリック・バルビエ」

「イブ・ピアジェ」                 「マチルダ」

「ロサムンディ」                「マダム・ハーディー」

「デンティ・ベス」

こちらはユリ。「乙女の姿」(素敵なネーミング〜)とすかしゆりの「ロリポップ」
「マサコ ・ エグランティーヌ」   日本への輸出に際して雅子妃殿下にちなんで命名された。

・庭の眺め
<

雨?の予報もありちょっぴり心配もしましたが、幸いお天気にも恵まれた昨日でした。 たっぷりとバラのお庭を鑑賞した後は、こちらもまた楽しみなランチタイム〜♪

・なだ万のお弁当。

きちんとお品書きが付いていました。口取り、煮物、ご飯、香の物と全部で17種類も詰まっていました。量は決して多くはないのですが、少しずつ色々なお味が楽しめてグー!合鴨ロースが一番美味しかった〜!

園芸が大好きな父、母の遺伝子を受け継いで、姉もまたその手で無からの土壌に美しい植物たちを育てました。今の家に住まってもうだいぶ経つのですが、その時々に変化していった庭も今では素敵なイングリッシュ・ガーデンです。ラティスなども穴を掘るところから始め、たった一人で苦労して建てたそう。癒しの庭の陰にはどうやらひとかたならぬ苦労もあるようです。

残念なことに私にはこの素敵な遺伝子のお裾分けはなかったようです。お花を見ることは大好きなのですが、育てるのはどうも・・・いつも枯らすのが専門の私です。こんな風に素敵なお庭が作れたらいいなあ〜と常々思うのですが・・・・・。

2006-05-26

コンパニオンバード発売!

ポスト @ 17:14:05 | 01.全て,03.インコの部屋

色鮮やかなボタンインコの表紙が書店を歩く私の目に飛び込んできました。コンパニオンバードNO.5の発売です。

わ〜、新しいものが出たんだ〜(^o^)♪ そろそろ発売されるはずの新刊を楽しみにしていましたので、早速買い求めて帰ってきました。

美しい写真や海外での鳥事情を含めた興味深く詳細な記事・・・小鳥飼いの方にはきっとこの本のファンが多いことでしょう。かく言う私も小鳥の病院の待合室で目にしたときからのファンで、全部ではありませんがバックナンバーも数冊そろえています。

さて今号もいつも通りの充実した内容。特集はオープンしたての神戸花鳥園について!ほかにも人を怖がる鳥とのコミュニケーションについてや、鳥を長寿にさせる秘訣などなど役に立つ情報が盛りだくさんで嬉しい限りです。

そんななかで目を引いたのが「この人も鳥が好き」のコーナーに登場したガッツ石松さん!その容貌からは想像しづらいのですが、ガッツさんも大の鳥好きなのだそう。ご自宅には猫の親子2匹のほかにセキセイインコと九官鳥がいます。面白いのはそのネーミングです。なんと2羽とも「ピーちゃん」だとか。「2羽違う名前を言うのは疲れるから〜」とのガッツさんの弁ですが、そんなところに彼の単純かつ素朴な精神が顕著に表れているようでなんとも面白い。以前飼っていた猫には「ネコ」という名前をつけていたそうな〜^^大きな肩に黄色いセキセイインコをちょこんと乗せたガッツさんの写真がなんともミスマッチでユニークでした。

それから心ひそかに楽しみにしているのが鳥グッズの手作りコーナー。鳥のぬいぐるみやキャリーケース用トートバッグなどの作り方が紹介されています。今回はビーズで作る鳥のマスコット。不器用なわたくしではありますが、いつか挑戦してみたいなと思っています。

このようにコンパニオンバードは鳥全般の知識のほかに、手芸コーナーや鳥の写真撮影技法の指南などもあり、内容が広範囲にわたっているのがとても良いですね。年に2回ほど出されているようですが、発売がとても楽しみな本の一つです。

バードピアの思い出

ポスト @ 17:10:11 | 01.全て,03.インコの部屋

ご紹介のコンパニオンバードですが、私にとって興味深い記事がもう一つ。それは「ありがとう!バードピア宮中園長さん」と題された記事です。

バードピアはヨコハマのシンボル、マリンタワー内にあった鳥の楽園です。1976年に宮中 理さんという方が開設され、つい最近の2005年11月20日、惜しまれて閉園しました。マリンタワーの経営難による立ち退きだったそうです。

このバードピア、一度だけですが行ったことがあります。わが家の子供たちがまだ小学生の頃のことでした。ちょうどその頃初代のセキセイインコ2羽をお迎えしたばかりでしたので、たまたま入ったマリンタワーで見つけた鳥の楽園に子供たちは大喜びでした。

園に入るとまず入り口でえさの入ったカップをもらいます。トマトに粟だまの混じったような少し生臭いそのえさを持って入ると、たくさんの鳥たちが近付いてきます。看板鳥のオオサイチョウやフラミンゴ、エミューなどの大型鳥は正直怖い・・・どの鳥たちも穏やかな性格だとのことですが、それでもおっかなびっくり、なんだか腰が引けてしまいます。親しみのあるセキセイなどに与えようと思うのですが、何故だか小型の鳥はこちらには近寄って来てくれません^^;そんなこんなではありましたが、この日一家はびびりながらも心行くまで鳥さんたちと戯れ遊び楽しい一日を過ごしたのでした。

その後のことになりますが、某新聞で「人物」のコラム欄に登場した宮中さんを拝見する機会に恵まれました。楽しかったバードピアの記憶が蘇り興味深く読みました。それによると宮中さんは海外在住のサラリーマン時代に大型鳥などを飼い始め、それを機にどんどんと手持ちの鳥が増えていったそうです。やがてもっと自然の状態でたくさんの鳥たちを飼育したいとの夢が芽生え、そんな折マリンタワー内出店の話が舞い込んでバードピアが誕生したということでした(当時の記憶で少し違っているかもしれませんが・・・)。園内にいた鳥たちは宮中さんご自身が飼われていた鳥たちであると知りとても驚きました。そして無類の鳥好きさんの夢が、このような形で結実したことにとても感動したのでした。

その後バードピアを訪ねる機会はなかったのですが、ある映画を観たことがきっかけとなって、「再びあの鳥たちに会いに行きたいな・・・」との思いが再燃。そう思った矢先の閉園でした。本当に残念でなりません。

さて、その映画ですが、2004年に公開された『花とアリス』という映画です。監督は岩井俊二、主演は鈴木杏と蒼井優・・・。

話は飛びますが実はこのわたくし、蒼井優ちゃんのファンなのです。あの少女特有の清い透明感が眩しい・・・(少女が似合うヒトだと思うのです。大人の女優になったらどうなのかしら・・・でもステキな大人のオンナにもなってほしいなあ)。それでいて小悪魔のような毒をも含んだ演技もまたとてもよく似合います。

彼女との出会いは以前購読していた『朝日中学生ウィークリー』・・・。ご自身の中学時代の徒然を綴ったコラムを一年間執筆していました。文章もしっかりとしていましたし、穏やかで前向きな姿勢、そしてピュアな感覚が瑞々しくてステキ。写真で見るその姿も可愛く、それ以来ずっと注目してきたのでした。

そんな彼女が目的で観たこの映画なのですが、なんとそこにバードピアが登場!もう一人の主演、鈴木杏ちゃんがデートをする場面で使われていたのです。

うわぁ〜バードピア!!

もうびっくりです!そして面白いことに、杏ちゃんが持ったえさのカップに真っ先に食らいつこうと我さきにと迫って来るのはあのこざくらインコ!しかも黄色の顔に赤いハチマキのルチノーではありませんかっ!!これには笑えました。普段のルチノちゃんの貪欲ぶりを見れば当然のことかもしれませんが〜(^m^) そんなこんなで『花とアリス』は大好きな優ちゃんが出演しているということも去ることながら、かつての楽園バードピアの大切な思い出としても”永久保存”の映画となりました。

さて、バードピアの鳥たちがどうなったのかいうことは以前からの気懸かりだったのですが、コンパニオンバードの記事により行き先が判明・・・なんと最近オープンした神戸の花鳥園に引き取られたそうです。鳥に対する考え方が一番近かった施設にということで決まりました。当初宮中さんも鳥たちと一緒に神戸に移動・・・新しい環境に慣れるまでは付き添っていたそうですが、その後体調をくずされたため鳥たちを残して横浜に戻ったそうです。宮中さん、お疲れ様でした!そしてバードピアの鳥たち、本当に良かったね!!

最後になりますが笑い話をひとつ―(もう少しお付き合いください^^;)。 バードピアにはホオジロカンムリヅルという大型鳥がいたのですが、この鳥のえさの啄ばみ方はすごい・・・。長いくちばしで「バシッ!!」とカップを叩くように突きます。当時まだ幼かった次男はこれに驚いてえさのカップを取り落としてしまいました。まだどの鳥にも与えていないもらったばかりのえさでした。強い衝撃とえさを失ってしまったショックとで次男は泣き出す始末。横で見ていた私もこれにはびっくり、ちょっとびびりました〜。

その後長男がある大型鳥を指し、「お母さん、この鳥は実に上品な食べ方をするよ」と言うのでえさを与えてみたところ、再びバシッ!!カンムリヅルの件があったというのに、まんまとだまされてしまいました〜。長男、してやったり!です(--;) 今では笑い話のそんな苦い(笑)思い出もあるのですが、なんと今回のコンパニオンバードではこんな記載も発見―!

「カンムリヅルの周りにはたくさんの空のカップがよく落ちていました。急に嘴をカップに突っ込むので来園者が驚いてカップを放り投げた結果です・・・」

この”来園者”の中にはあの時の次男もきっと入っていることでしょう・・・。当時のことを懐かしく思い出しながら、大いに笑った私なのでした(^^

・食いしん坊鳥の代表、こざくらルチノーのルチノちゃん♪

(Laugh)  長い話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました  (Laugh)

2006-05-21

雨上がりの虹♪

ポスト @ 18:33:52 | 01.全て,03.インコの部屋

皆さま、こんにちは!

今日は太陽の恵みもいっぱいに受けて、空気も澄んだ爽やかなお天気でした。このところ梅雨入りしたかのようなじめじめとした鬱陶しい陽気が続きましたので、久しぶりに気分は爽快です。しかし梅雨ももうすぐそこまでやっきています。湿度の高いこの季節、湿気に弱いわたしの髪は、さしものナノケアでも太刀打ちできず、もあ〜んと膨らんだり嫌なウェーヴを作り出したり・・・わたしの苦手な季節の到来です。気分もどよ〜んと沈みがちですが、こんな季節にもその時にしかないよさがありますね。アジサイの花は美しく開き、そして雨の日に咲くカラフルなパラソルの花もまた私たちの目を楽しませてくれます。ちょっと苦手なこの時期もそんな気持ちで愛でることができたらいいなと思います。

さてさて、昨日の横浜はまずまずのお天気でスタート。しかし午後に入ると天気は急変。不穏な黒雲が立ち込め、夕刻あたりにはスコールを思わせる激しい雨に見舞われました。しばしのスコールのあと突然雨は上がり、雲間からは明るい陽光が・・・そして空にはここしばらく見たことがないような見事な虹が出現しました。七色のアーチがくっきりと描かれたその空を、私はルチノちゃんと一緒にしばしの間、見とれて眺め入りました。ルチノちゃんの虹初体験です。一緒に感動!のちょっと素敵な夕暮れでした。

最近は毛引きの症状のすぐれないルチノちゃんです。水浴びが苦手であまりしたがらないこともあるのでしょうか、体を痒がって夢中なって羽づくろいをします(その途中で毛引きT T)。その姿はとても神経質でなんだか鬼気迫るものまであります。そこでちょっと心配な飼い主は強制水浴びの手段に出ました。

水浴びの係は長男です(私だと何故だかやりたがらない)。夕刻長男とバスルームに入るルチノちゃん・・・。長男が体を洗っている間は風呂場内のポールに止まって待ちます。そして長男が洗い終わるとルチノちゃんのお風呂タイムが始まります。

シャワー状の霧吹きをかけられたルチノちゃんの雄たけびが聞こえてきました。ピィーーピィーー!キィーーキィーー!!強制水浴びは大嫌い!駄々っ子のような声がバスルーム中に響きます。その必死な声はまるでお母さんに反抗する幼児のよう・・・。

しばしの格闘の後、濡れそぼった体をタオルに包まれたルチノちゃんがバスルームから出てきました。タオルからは濡れた黄色いお顔がぴょこんと覗いています。その可愛いこと!!(親バカ^^;)「おかえり〜よく頑張ったね〜〜」の声をかけてルチノちゃんを抱き取る私の心は喜び色でいっぱいになるのでした^^♪

水浴びをすると、いつものにおいが抜けて清潔な香りに包まれるルチノちゃんです。でも水浴び後は疲れるのでしょうか、手でおねんねするのがお気に入り。うとうとと幸せなひとときを楽しんでいます。

鳥の正面から見た顔はなんだか面白いですね。『動物のお医者さん』では「鳥の正面顔は間が抜けている・・・」なんて書かれていましたっけ。

2006-05-16

小鳥のフン対策

ポスト @ 17:25:02 | 01.全て,03.インコの部屋

みなさま、こんにちは! インコと暮らすことは心豊かで楽しいこと・・・でもお部屋は抜けた羽や脂粉、ぽっとんの落し物などでいっぱい!なんてことになりませんか?

わが家は家人がいる限り、ほとんどが放鳥状態。ですからもちろんお部屋の汚れはとてもひどい。掃除機は朝晩二回はかけますし、落し物を拾って回ることもしばしば・・・。小鳥を飼っているものの宿命とあきらめてはおりますが、何とかならないものかといつも頭を悩ませております。 さて、今日はそんなわが家のフン対策、ちょこっとご披露したいと思います。

まずは小鳥の好む場所に新聞を敷いておくことです。来客の時などは見栄えが悪くて嫌なのですが、そこは小鳥を飼っているからということでご理解いただきます。この”新聞敷き・・・”小鳥飼いの方はみな同じようになさっていると何故だか確信していた私ですが、実際はどうなのでしょう。(教えてくださ〜い^^)

・こんな感じ

それからルチノはドアの上に止まることも多いので、ドアはいつも落としたフンが雨の雫状態になってしまい、見るも無残な状態です。これに対しては「時々掃除するしかないかなあ〜」と思い何の対策もとっていなかったのですが、最近夫がこんな秘密兵器を作ってくれました〜 こちらをご覧あれ!

・ドアを真横から見たところ         ・斜めから見ると・・・

ドアの上にプラスティックのフン受けを作りました。この上でフンをしてもトイの上に落ちるので、ドアや床を汚すことはなくなりました。時々このフン受けの掃除をしてあげればOK!なんだかすっきりとした気分です。今はこのドアにしか付けていませんが、後々よく止まるドアすべてに付けようと思っています。

それから以前ご紹介した ダミーの電話機 をはずし、新たにルチノちゃんのお立ち台を作ってみました。こちら〜!

こちらのお立ち台・・・今はまだあまり好きではないようです。以前の大好きな電話機がなくなってしまい戸惑っているよう。それでもドアの向こうが見たくて乗ってしまうようなのですが、なんだかおっかなびっくり、仕方なくといった風情です。

そうそう、今日気付いたのですが、ルチノちゃんは黒い色が苦手なのでそんなことも”嫌”の原因なのかもしれません。今度このお立ち台を白く加工してあげようかと思います。ルチノちゃんのため、もうひと頑張りです♪好きになってくれれば下にあるドアフォンや床を汚すこともなくなるでしょう。

みなさんはこの頭の痛い小鳥のフン対策、如何なさっていますでしょうか。なにかいいアイディアがあったらぜひご紹介くださいね(^o^)/

2006-05-13

新旧小説味くらべ?!

ポスト @ 20:51:26 | 01.全て,05.読書の小部屋

最近二冊の小説を同時進行で読み終えました。井上靖 著 『氷壁』と、石田衣良 著 『4TEEN』。全くスタイルも味も違うこの二つの小説に時代の流れを感じました。

『氷壁』が発表されたのは昭和32年。 登山家である主人公は登山に同行した親友の死に遭遇します。自殺説も流れる中、主人公はあらゆる葛藤と戦いながら親友の死の真相をつきとめようとします。親友の妹や愛していた女性との恋愛模様も絡まり、小説は思わぬ悲劇の終盤へと展開します。

この小説は最近NHKでドラマ化されました。玉木宏、山本太郎、鶴田真由のキャストで舞台は前穂高からK2へと変えられていました。私が『氷壁』を買ったのは昨年秋。そのころ上高地を旅行する予定があり、彼の地が舞台となったこの小説を読んでみようと思ったからでした。その後NHKでドラマになると知ったのですが、まだ本を読んでいませんでしたので、TVの方は敢えて見ませんでした(どうだったのでしょう・・)。

さてもう一方の『4TEEN』は言わずと知れた石田衣良の直木賞受賞作。ドラマ化もされた『池袋ウエストゲートパーク』の作者として有名ですね。『4TEEN』は99年に「小説新潮」に第一作が短編として発表され、その後半年に1本というペースでシリーズとして発表されました。

こちらの舞台は東京湾に浮かぶ人工島、月島。中学2年の同級生4人が繰り広げる物語です。友情、恋、性、暴力、病気、死・・・。それらを巡って成長していく14歳の少年像がとても軽いタッチとテンポで爽やかに描かれています。

この二つの小説を同時進行で読んでまず感じたことは、「文、文体、文章というものは生きている」ということでした。『氷壁』から『4TEEN』へ・・・確実に文章は進化(と言っていいのでしょうか?変化の方が適切かもしれません)しています。こんなにも変わるものかと思わせられました。私は古い時代の小説も好きですしどちらがいいというのでもありませんが、今の時代には今の文章があるなと感じました。

『4TEEN』には今の時代への共感があります。冒頭から飛び出す「マクドナルド」―。そして「ママチャリ」「コギャル」「サンクス」などなど時代を映す言葉や固有名詞がぽんぽんと飛び出します。登場するのは拒食症の少女やちょっとクラスで浮いている少年、ゲイの少年だったりします。題材も家庭内暴力や家出など今の時代を反映する問題ばかり。このように題材はとても深刻なのですが、描き方はシリアスではなくてむしろとても爽やかです。現実はどうなのか・・なんてことが頭に浮かぶのも事実ですが、涼やかな風が吹き抜けるようなこの小説はちょっぴりほろ苦く、ちょっぴり甘く、心にキュンときてなんだか心地良い・・・。

ちなみにうちの次男も14歳・・・。この小説はついつい親の目で読んでしまいがちで、そんな思わぬ弊害もありました(本当に14歳はこんなにススンデル?!と半信半疑^^;)。本当は14歳の自分に戻って読んでみたかったですね。その方がずっと面白かったと思います(時代が確実に違いますが〜^^;)。

話は飛びますが、青春小説と言えるもので他に印象に残っているのは恩田 陸の『夜のピクニック』です。たった一夜の夜行祭に高校生活のすべてが凝縮されています。第二回本屋さん大賞を受賞した作品として人気の高い作品です。

そして大分前に読んだものですが、森絵都の『永遠の出口』も良かったです。児童文学を手がける森が始めて書いた大人向けの小説で、小学4年生から高校3年生までの9年間の出来事とその成長の軌跡を連作風に描いたものです。小説家としての作者の力量が改めて認められた作品でした。

最後にもう一つあげたいのが林 真理子の『葡萄が目にしみる』―。素朴で多感、ちょっとでこぼことした不恰好な内面を持つ少女の成長が、目にしみる四季のうつろいを背景に鮮やかに描かれています。林の分身?!なんてことを思わせる主人公がとても魅力的でした。どちらも自分の過ぎ去った青春の記憶と重なって、ノステルジックな気分にさせられる大好きな作品です。

最後に井上作品について少し。『氷壁』は山岳小説としても、恋愛小説としても、ミステリーとしても少し中途半端な感じがしたのですが、如何なものでしょうか。私は井上作品では今回の『氷壁』より『しろばんば』の方が断然好きです。

『しろばんば』は両親もあり弟妹もありながら、一人両親の許を離れて血の繋がらぬ祖母(曽祖父の妾)に育てられたという特殊な境遇にあった井上の自伝小説ですが、伊豆の豊かな自然を背景に少年の心の機微が描写され、長編であるにもかかわらずまったく飽きさせることがありません。今では国語の入試問題などにも使われたりして古典の域に達したかと思わせる『しろばんば』ですが、大正時代の山村生活の薫り高い、味わい深い文章が秀逸で、私の大好きな作品のひとつです。

・青春小説いろいろ

2006-05-11

インコたち

ポスト @ 18:09:00 | 01.全て,03.インコの部屋

昔どこかで買った鳥のストラップを発見。 早速つけてみた。 ピンクのちりめんの鳥さんが愛らしい。

♪        ♪        ♪        ♪

連休中はまずまずのお天気に恵まれましたが、今週に入ってからは雨降りの日が続いています。まるで楽しいお休みが終わってしまったのを悲しんでいるかのようですね。 昨日も今日も激しい降りではありませんが、しとしとと雨は静かに降っています。明日関東は曇りの予報ですが、週末にはまたお天気は悪くなりそう。まるで梅雨に入ってしまったみたいな今日この頃です。

そんな中、わが家のインコたちはとても元気。私が仕事の日は終日ケージの中で過ごし家人の帰宅を待ちかねているご様子。帰るとすぐに放鳥ですが、つんのめる様な勢いでケージを飛び出し、何時間もの空白を埋め尽くすかのように甘えまくります。

仕事がオフの日は一日のほとんどを部屋の中で自由に過ごすインコたち。本当は時間を決めての放鳥にしなければいけないのでしょうが、家に人がいる限り”出せ出せ攻撃”は果てしなく続き、根性のない私はいつも負けてしまいます。

今日は嬉しいオフの日でした。しかも雨振りでしたので私もずっと家の中。インコたちにとっても幸せな一日だったようです。

・朝の掃除が大好き。お腹につかまって掃除機を見るルチノちゃん。

同じ行動を取りたがるインコたち。ルチノちゃんがごはんを食べ出すと、ピーちゃんも慌ててケージに戻ってお食事タイムに入ります。

人間がお食事タイムの時はルチノちゃんはケージ行きです。人間の食べ物は彼には魅力的らしく欲しがって仕方がないので、已む無くしばしの我慢をしてもらいます。一方ピーちゃんはその間も自由。彼の場合は邪魔を全くしないので、ケージに入らなくてもいいというわけです。

ルチノちゃんがケージ入りとなるとすぐさまそばに駆けつけるピーちゃんですが、こんな時はその力関係が全く逆になり、ここぞとばかりにとっても強気なピーに変身!いつもは突かれて好きなこともさせてもらえないピーですが、ケージのルチノちゃんに向かってうるさいくらいにビービー、ギャーギャーと鳴き、語りかけ、ときには突く真似事さえします。

そしてルチノはルチノでこちらも全く普段とは異なる風情。ケージの外のピーちゃんに向かって甘えた素振りまでするのです。ナント首をかしげて吐き戻しのプレゼントを要求。ピーもそれに応えてククッと戻したものを与えたりしています。う〜〜、男同士だというのに何なのでしょう・・・??時々この二人の関係が分からなくなる飼い主です。

しかし一旦外に出るとまたまた立場は逆転し、甘えた素振りなんてどこへやらのルチノちゃん。ピーに対してはいつもの冷酷な我がまま鳥に戻ってしまいます。その変わり身の素早さは鮮やかなほど。一体この二人は仲がいいのか悪いのか、またまた頭を悩ませる飼い主なのでした。

・首をかしげてプレゼントの要求

体重測定をしました。今日は49g。ルチノちゃんの体重はいつも大体49〜50g。以前ご紹介した『手乗り鳥の健康の本』では「成鳥になったら寿命を全うするまではほとんど体重の変化がない鳥が健康な鳥である」と幾度か強調して書かれていました。 体重チェックは小鳥にとってはとても重要なのですね!(人間、特に女性にとっても・・・ネ!)