2006-10-25
小鳥達の夫婦事情
別居状態が2ヶ月なら夫婦関係は修復できるが、5ヶ月を過ぎると妻は夫の声を聞いても素知らぬ顔―。
さてさて、何処の夫婦事情でしょうか〜。何だかドキッとしてしまうような記載ですが、実はこれは小鳥の夫婦のことなのです(ご安心あれ〜^^;)。少し前の新聞になりますが、「去った夫の声、日々に疎し」というタイトルで鳥に関する興味深い記事があったのでご紹介しましょう。
日本女子大学理学部の研究チームで次のような実験をしたそうです。
セキセイインコのカップル12組を引き離し、互いに鳴き声が聞こえないようにし、夫の声と別のオスの声を交互にスピーカーで妻に聞かせ、反応の違いを調べたそうなのです。セキセイインコは1羽ごとに鳴き声のパターンが微妙に異なり、妻は自分の夫の声を聞き分けて鳴き返すことで知られていますが、この引き裂かれたカップルは一体どうなったのでしょうか・・・(興味津々^m^)。
結果、引き離してから2ヶ月までは、妻が鳴き返した回数のうち夫に対する反応が7割を占めたそうですが、5ヶ月が経過すると、夫の声に対する反応も、別のオスの声に対する反応も、ともに5割程度と違いが見られなくなったそうです。これは夫の声に対する記憶がなくなったことを示しているとか・・・。
一夫一婦制で知られるセキセイインコのメスは、意外にドライな性質であることが分かったわけですが、これは死別した場合などに、昔の夫の記憶が残り続けると次の繁殖の障害になるからではないかと推測されるそうです。この実験はあくまでセキセイインコの場合ですが、音声を学習する能力の高いオウム類やスズメ類、ハチドリ類などのメスも同様の性質を持つ可能性が高いそうです。
別居5ヶ月で記憶に残らず・・・う〜ん、少し寂しい感もいたしますが、生きるための知恵として授けられている本能なのでしょうね、きっと。そして人間の夫婦事情においても大同小異!?そんなに大きな違いはないのかもしれません^^;
インコ類のなかにはつがいが一生つれそう種が多くあり、セキセイもそのひとつとされていますが、飼育下ではしばしば雑婚も見られ、仲の良いつがいとそうでない場合とではかなりの差があるそうです。つれあいが落鳥して気落ちしている場合は、つれあいと似た色の異性の鳥を連れてくると再婚できるケースも多いそうです(「コンパニオン・バード 5号」より)。また、人間を伴侶としている鳥が、その飼い主に先立たれて気落ちしている場合、家族が飼い主に似せた変装をして気を紛らわしてやるのが得策だ、なんてことも以前何かで読みました。これなどはまるで笑い話のようですが、残された鳥にとっては死活にかかわる重要なことなのでしょうね。
わが家のピーの場合は愛妻に先立たれた後マイペースで生き抜き、ケージから飛び出して外の世界を楽しんだりと余生を存分に楽しんでいます。いやはや彼も多分にドライな性格だったのでしょうねぇ。相手さえいれば再婚もしたそうな本人の素振りなのですが、今のところ相手には恵まれずさみしい男やもめ生活を続けています。
みなさまのところのインコちゃんの夫婦事情は如何でしょうか。雑婚、再婚の興味深いお話があればお聞かせくださいネ
さてさて、ルチノちゃんの結婚相手としてお迎えしたさくらちゃんですが、さくらの”男疑惑”もあって二人の結婚問題は今のところ棚上げです^^;いまだ喧嘩友達の域から出られぬ二人ではありますが、最後に最近の様子をちょこっとご紹介しましょう♪
既製のおもちゃよりちょっとしたものに喜ぶインコ達です。古紙回収の日に漫画本を縛っていると早速やって来て、しばし紐遊びに興じた二人です♪
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コメント(10件)
Re: 小鳥達の夫婦事情
私もその記事を読みました。
インコって情が深いと思っていたけど、子孫を残すためには・・
そんなものだったのね〜(^・^)
さくらちゃんの男の疑惑?
もしそうだったらルチノちゃんと男の友情を深めてね。
コザクラの男の子って3割しか出ないって本当なのかしら???
From : オクサン @ 2006-10-25 23:11:33 編集
Re: 小鳥達の夫婦事情
さくらこさん、お久しぶりです。
いろいろご心配おかけしてすみませんでした。m(__)m
小鳥達の夫婦事情・・・・・
なんか、考えちゃいました。
夫の記憶が残ると次の繁殖の障害になる・・・・・って
ちょっと悲しくなりますけど、しょうがないんでしょうね〜
子孫繁栄ですものね。
人間は理性とか思い出なんかが邪魔するんでしょうけど・・・・
モモのお相手は今のところ、カゴに入っているおもちゃだから
失うことはまずないかも!(^_^.)
さくらちゃんとルチノちゃん、結構仲良く遊んでいますね!
でも、男同士かも????(ーー;)
ん〜 まっ仲がよければそれもいいかもですね。(^◇^)
From : nacchin @ 2006-10-26 13:33:35 編集
Re: 小鳥達の夫婦事情
お久しぶりですっ☆
さくらちゃん元気いっぱい、ルチノちゃんに負けてませんね。
さくらちゃんが男の子だったら、
全寮制男子校になっちゃうわけですかぁ(^_^;
セキセイインコの実験の後は夫婦もとどおりにしてもらえたのでしょうかねぇ。
ラブバードでその実験をやったらどんなことになってしまうのか、
寂しさのあまりストレスで自佼にはしってしまいそうですね。
ちょっと複雑な気持ちですが、色々な実験のもと
さまざまなことが明かされていくのでしょうね。。。
From : よこぷん @ 2006-10-27 13:01:46 編集
Re: 小鳥達の夫婦事情
すごい!! 興味深く読ませていただきました!!
なんだか寂しい気もするけど、きびしい自然界で子孫を
のこしていかねばならない これも
生き残るための知恵というのか なんというのか・・・
うまくできてるのだなって 思った
セキセイのその夫婦・・・その後どうなったのかなぁ
ラブバでも 同じような結果がでるのかなぁ
From : ekoeko @ 2006-10-28 19:42:08 編集
オクサン
こんばんは!
オクサンも読まれましたか〜。9月17日付け、朝○新聞でした。
鳥関係の記事があると「ナニナニ?」とついつい目が吸い寄せられて
しまいます^^
うちのピーちゃんと妻のチコちゃんはとても仲良し夫婦だったの。
たくさんの鳥がいる禽舎の中で、幼い頃からいつもぴったりと寄り添って
いたペアを頂いてきたのです。
吐き戻しを食べさせたり、互いに毛づくろいをしてあげたり、二人の傍には
いつもハートマークが飛んでいるような仲良し振りでした。
亡くなったときは「どうなることか・・」と思いましたが、愛妻亡き後、
意外や意外、ピーは元気にやもめ生活を楽しんでいます。
ですからこの記事を読んだ時は「さもありなん」と思いましたねぇ。
ラブバードと名の付くこざくらの場合はまた違うのかもしれませんが・・・。
エリマキちゃんもそうでしたでしょ!?
さくらは男かな?と思われる行動をいくつかとっていますが、雌雄の判別の
つきにくいこざくらですから、まだまだ分かりません^^;
こざくらの男の子は3割しか出ない・・・う〜ん、ルチノーの男の子は珍しい
ということは聞いたことがありますが、そうなのでしょうか・・・。
だとするとそんなに確立が低いのに、またもや男の子〜!?って感じですね。
こうなったら男の友情を深めてもらうしかありませんね
From : さくらこ @ 2006-10-28 23:18:52 編集
nacchin さん
nacchinさん、いらっしゃいませ〜。元気に復活ですね^^
5ヶ月で記憶に残らなくなるというのは子孫繁栄のための本能なのでしょうか。
でも愛情深いこざくらの場合はまた違うのかもしれません。
つれあいを失って毛引きになってしまう子は多いですしね。
それだけ頭もいいということなのかもしれません。
人間の場合は確かにもっと厄介ですね。忘れるということができたらいいのに、
と思うこともあるでしょう。
でも思い出を大切にできるというのは、人間の人間たる証ですね。
誰でもきっと心の中にそんな思い出の詰まった宝箱があるのかもしれませんね。
さて、さくらとルチノですが、段々と一緒に遊べるようになってきた二人ですが、
私を挟むとか喧嘩になってしまうんですよ^^;
ルチノが私のところにいると、何故だかすぐにやってくるさくらです〜
でも私を取り合うというのでもないみたいなのよ。
さくらはルチノにご飯をもらおうと、近寄っていくみたいに私には見えるのです。
ルチノが私に向かってえぐえぐとやっているときに近寄ってくることが多い
ですから。
何故だかルチノの背中にもよく乗りたがります。
謎の行動が多いさくら・・・見ていて発見も多く、とても楽しいです
From : さくらこ @ 2006-10-28 23:34:54 編集
よこぷんさん
よこぷんさん、いらっしゃいませ〜!
寒くなってきた今日この頃・・・寒がりルチノはポットや電器の上でまったりとする
ことが多くなり、さくらと比べると爺むささを感じてしまう昨今です^^;
かたやさくらちゃん、若さ爆発〜という勢いで、元気いっぱいに活動して
いますが、そのはちゃめちゃ振りはものすごい〜(^m^)
ルチノ3歳、さくら生後3ヶ月・・・若さの違いや思慮分別の違いが
感じれら、小鳥といえども大人に成長するものだな、と変に感心したり
しています(笑。
こざくらの雌雄の判別は難しいですから、さくらの性別はまだまだ謎です。
愛くるしいお顔を見ていると、「女の子〜♪」と思ってしまいますが、
そのやんちゃ振りを見ていると、とても女の子とは思えませぬ〜^^
まだまだ新しいことを色々とやってくれますので、これからが楽しみですね。
そうそう、セキセイの実験後はどうなったのでしょうかね。
そこまでは考えなかったわたしです(さすが、よこぷんさん!)。
元通りにしてもらえたにしろ記憶のなくなった頃なのですから、
一応夫婦解消ですかねぇ(何とも気の毒〜)。
でも元々好きで相性のよかった相手ですから、再婚もそれぞれ同じお相手
と・・・いう素敵な結果になったかもしれませんね
From : さくらこ @ 2006-10-29 00:03:57 編集
ekoekoさん
ekoekoさん、こんばんは!
ekoekoさんもよこぷんさんと同じようにセキセイ夫婦のその後を
心配されていますね。
そこまでは思いが及ばなかった私。。。でも確かに気になりますよね。
よこぷんさんへのレスにも書きましたように、私は同じお相手と再婚
しているような気がいたします。いや、そうあってほしいとの願いかな〜^^;
ラブバだとどうなのか、本当に興味がありますよね。
うちも2羽になってそれぞれの性格の違いをひしひしと感じていますので、
ドライな子もいれば、ウェットな子もいるんだろうな〜と思います。
でも毛引きや自咬の多いこざくらですので、また違った結果がでてくるかも
しれませんね。
生き残った子達には逞しく生きてほしいですから、どんな子にも再婚の道が
開けるといいですね。
From : さくらこ @ 2006-10-29 00:15:10 編集
Re: 小鳥達の夫婦事情
実験とはいえ、引き離されてしまってどうなっているのでしょうね。
インコちゃん達、幸せにしてますように。
さくらちゃんと、ルチノーちゃん、仲良く遊んでますね。
なんでもないものでほんと楽しそうに遊びますよね。
From : hana @ 2006-11-19 16:48:25 編集
hanaさん
hanaさん、こんばんは!
これを読んだみなさん、引き裂かれたインコちゃんのその後を気にされていますね。みなさんの心優しさに感動します。
私は迂闊にもそのこと、思い浮かばなかったのですよ(反省)。
ルチノとさくらは日に日に接近しつつあります。
最近ではルチノがさくらの愛を受け入れて!?えぐえぐの吐き戻しを頂いていたという、子供の目撃証言もあるのです。
私はまだ一度も現場を押さえてはおらず、半信半疑なのですが〜。
今後の2羽の動きに注目です
From : さくらこ @ 2006-11-20 22:09:53 編集