こざくら日和 : カテゴリー : 01.全て,04.日々の徒然

カテゴリー : 01.全て,04.日々の徒然

このカテゴリーの登録数:71件 表示 : 1 - 10 / 71

2008-02-03

雪!

ポスト @ 15:51:49 | 01.全て,04.日々の徒然

関東地方は今年初めてのまとまった雪となりました。子供の頃雪が降れば大いにはしゃいだものですが、大人となった今は翌日の通勤の足の方が気にかかってしまい素直に楽しむことができなくなったようです。

それでも一面に広がった銀世界を眺めるのはいいものですね。少し寂しさの伴った懐かしい郷愁みたいな感情が湧き上がってきます。無垢で綺麗な「白」は、日常生活で生成されたどろどろしたものをもすっぽりと埋め尽くしてくれそうです。まっさらになった心で明日からまた頑張りたいものです。

2008-02-03-000-104436_R.jpg

2007-07-16

台風一過の朝に

ポスト @ 11:14:25 | 01.全て,04.日々の徒然

直撃が心配された台風4号も無事去り、穏やかで平和な朝が訪れました。今朝はまだ雲が多いものの、雲間からは久しぶりに青い空がのぞいています。じめじめとした梅雨空に、湿りがちだった心もカラッと晴れ渡っていくようです。

思うに、お天気と心は密接な関係があるようです。雨続きのどんよりとした梅雨は気分も重くなりがち。飲み水の確保、作物にとっての恵みの雨・・・梅雨も必要な季節であることは重々分かっているのですが、やはりカラッと晴れ渡った天気ほど人間の気持ちを朗らかにさせるものはありません。

突き抜けるような青い空。ぽっかりと浮かぶ白い雲―。大きく息を吸い込むと、身体の中には新鮮な気がたくさん入ってきます。細胞の隅々まで活性化され、気分は瑞々しく潤います。梅雨の谷間のこんな晴天が恋しくなる今日この頃です。

さて、昨日のことですが、仕事上繋がりのあった方が定年退職を迎えられました。しばしばお会いする方ではありませんでしたのに、最後の最後にお会いできたのは本当に幸運でした。

今の会社に入って間がない頃、まだ右も左も分からず心細かった私にその人は声を掛けてくださり、いつも優しい笑顔で包んでくれました。リラックスできるようにとのその配慮にどれだけ救われたことでしょう。お別れを前にしてそのことが改めて懐かしく思い出されてくるのです。

人の笑顔ほど、人の心を癒すものはありません。その方の笑顔が私は大好きでした。もう会えないのかな。ちょっとさみしいですね。

出会いがあって、別れがある―。人生は悲喜こもごも。でも、悠久の歴史から見れば、人間の一生なんて儚いもの。悲しみも喜びも、全てが愛おしく感じられてきます。思い出は、心の中で大切に温めていきたいと思うのです。

2007-06-28

打たれてなお、輝きを増す人

ポスト @ 19:34:36 | 01.全て,04.日々の徒然

山口県光市で起きた、母子殺人事件の差し戻し後の控訴審第3公判が27日、広島高裁で行われました。今日テレビでは、被害者の夫であり父でもある本村洋さんの姿を見かけないときはありませんでした。

99年4月に起きたこの事件、凶悪な殺人事件が毎日のように起こる現代にあっても、悲惨でショッキングな事件として記憶に強く残っています。

事件当初、20代初めの若さだった本村さんにはまだ少年の面影すら残っていました。事件の加害者だった元少年とは5歳の年の差もなかった・・。それが本当に痛々しかったのを記憶しています。

裁判は、加害者が少年法51条1項の規定により死刑とならない18歳を過ぎて間もない時期に犯行を犯したため複雑な経過を辿っていますが、この8年もの歳月、本村さんが驚くほどの成長を遂げられたのを(こう言っては失礼に値するでしょうか・・)、その都度驚嘆の思いで拝見してきました。

今加害者の少年についている弁護人は21人もいるとか・・。注目される事件ほど加害者は手厚く庇護されます。それに対しての被害者の人権はどうでしょう。マスコミの風雨に晒され、世に訴えかければ「出すぎだ、目立ちすぎだ」とのバッシングにも耐えなければいけません。被害者であるにも係わらず、です。被害にあってなお打たれる遺族の心境というものは、いかばかりでしょう。

それにしても感じるのは、事件に負けることなく、打たれてもなお輝きを増す人がいるということです。

この本村さん、然りです。薬害エイズ訴訟の川田龍平さん、オウム事件被害者遺族の高橋シズヱさん、イラクで亡くなったジャーナリスト橋田さんの妻、幸子さん、そして忘れてはならないのは、拉致被害者の家族、横田夫妻を始めとする家族会の方々です。

皆さん事件の悲しみに埋没してしまうことなく、日々闘っています。そうすることによってしか悲しみ・怒りをやり過ごす術はないのかもしれません。が、彼らの強さ、凛々しさは見るものの心を打ちます。尊敬の気持ちでいっぱいになります。

この人たちの存在は、きっと同じ境遇にある人々の強い力となっていることでしょう。そして幸いにも、そうしたこととは無縁、蚊帳の外にいる私にも大きな感銘を持って訴えかけてくるのです。

事件がなければきっと平凡な人生を歩んでいた方が大半でしょう。事件によって180度変わるほどの変貌と輝きを得た人々・・その輝きが痛々しく、厳しく、時には崇高ですらあるのを見るにつけ、何だかとても複雑な気持ちになってしまうのです。

折りも折り、宮沢元首相逝去のニュースが飛び込んできました。一時代を築いた方々が亡くなる・・・。時の流れを感じ、少し寂しい思いがいたしますね。ご冥福を心よりお祈りいたします。

2007-05-13

母の日♪

ポスト @ 16:05:32 | 01.全て,04.日々の徒然

昨日のこと、部活帰りの次男が「はいっ」と言って渡してくれました。

「あらっ、私に〜?」

もうびっくり。母の日のプレゼントなのでした。

小さい頃から次男はちょっと気の利いたことの出来る子でした(長男はそういうことは全くしないタイプです^^;)。

誕生日にはお小遣いでよくプレゼントを買ってきてくれたものです。それはボールペンだったり、メモ帳だったり・・・。一度夫が修正テープをもらったことがありましたが、それが本体無しの詰め替え用だったりしたので大笑いしましたっけ。

そんな次男ですが中学生の頃は反抗期があったり、部活でへとへとで余裕がなかったりで、こういうことはぷっつりと無くなっていたのでした。

ですから、昨日のことは予想外で、本当にびっくり!そして感動―。

高校で予定通り硬式テニス部に入った次男は、今毎日の厳しい基礎練習に必死で耐えています。ナイター設備も整ったオムニコートが4面・・・。合宿所もあり、市立高校としては破格の設備を持つこの環境に惹かれて高校を選んだ次男でしたが、いざ入部してみると、このテニス部はどうも学内で1,2を争う厳しい練習を課す部だったうようです。軋む筋肉が悲鳴をあげ、うちに帰ればばったりとベッドに倒れこむ毎日―。当初20名近くいた1年生は今では8名に減ってしまったそうです。

そんな中、中学ソフトテニス部でペアの相棒だった子がなんと同じ高校に進み、今でも一緒に頑張っています。電車の吊革にさえ手が上がらないようなひどい筋肉痛の中、「耐えてみせる〜」と何とも健気な二人です。

その相棒と一緒に昨日コンビニで、互いの母のためにこのチョコレートを買ってきてくれました。「うちのお母さん、太るといけないから、あんまり甘くない方がいいかな・・」ナンテ、言いながら(笑)。

  可愛いな。嬉しいなぁ。
  こういうさり気ないちっちゃなことにぐっときちゃうのよね。

なんだかんだと息子ラブの母です(ああ、いかんいかん!)。

息子、部活に毎日頑張る中、母はただいま子離れの訓練真っ最中・・かなっ!? (Tongue)

2007-04-09

八ヶ岳便り 4/1日篇 

ポスト @ 18:40:56 | 01.全て,04.日々の徒然

・3日目。すっかり寛いでいる小鳥達。水浴びで、ぐっしょり〜♪

二泊三日はあっという間です。もう帰る日がきてしまいました(T T)小鳥たちもこの家にすっかり慣れたのか、朝から水浴びまでしてとってもリラックスした様子です。これからの何時間かをミニケージの中で過ごすことになりますから、午前中だけはゆったりと家の中で遊んでもらうことにしました。窓の向こうを見ると、素敵な山々の風景が・・本当は外でも遊べるといいのにねぇ・・・^^;

・西側に見える南アルプスの眺め

・北側には八ヶ岳

・鳥ちゃんたちと記念撮影♪

帰途中央道・長坂インターに向かう途中にある「金生遺跡」に寄ってみました。国指定の史跡として高い価値をもつこの遺跡は、縄文時代の後期から晩期にかけて祭祀を行った場所とされています。

・モンゴルの”ゲル”のような住居

・住居の中。発掘時の様子がレプリカで復元されている。

標高約860mの高原に位置するこの遺跡からの眺めは抜群!

・金生遺跡から見る山々の眺め

名残りは尽きませんが、別れの時がきました。ここで長男、歌が一首閃いた模様です(^o^)v(実は、中3の夏休みに宿題で作った歌なのです(Tongue)

一抹の 寂しさ胸に 別れの日 山荘見つめ そっとさよなら

双葉インターでは昼食&休憩を。やはりお土地柄ですね。ここにも甲州名物、ほうとうが〜!

・みんな大好き!ほうとう♪

この日は天気もよく、気温はどんどん上昇。まるで初夏のよう。この陽気で桜も一気に開花し、お花見をする人の姿もちらほら見られます。

悩み悩んで、お土産を選んだり〜。これも旅の楽しみの一つですね^^)♪

選ぶのは 非常に迷う みやげたち どれにしようか これにしようか
(長男・作)

こうして帰路についたわけですが、この後東名の事故による通行止め、大渋滞にはまり、帰宅できたのはなんと6時間半後!!鳥たちも、人間ももうぐったり〜。最後には試練が待ち受けていた旅の顛末なのでした^^;)

楽しみは 光のごとく 過ぎ去って 明日からもどる 勉強の(地獄の?)日々    
(長男・作)

                              ― 完 ―

2007-04-07

八ヶ岳便り 3/31日篇

ポスト @ 18:24:26 | 01.全て,04.日々の徒然

・空が白み始めるころ。まだ冬の名残り濃い山々。

4月とはいえ、八ヶ岳の夜はまだまだ寒く、横浜に比べるとぐっと冷え込みます。ヒーターは持参しませんでしたので、前夜はホットカーペットを強めにかけ、その上におやすみカバーをかけたケージを置いて就寝した2羽です。

寒い夜を心配しましたが、一夜明けてカバーを外すと、朝から元気な様子の小鳥たちです。思ったよりナイーブで環境の変化に左右されやすい彼らですが、仲間がいるといないとでは大違い・・前回よりずっとリラックスした様子のルチノです。さくらも初めての外泊とは思えぬほどのやんちゃ振りを発揮しています。

・窓辺に置いたケージの上で寛ぐ二2羽。

・外を見つめるルチノちゃん。ちょっとたそがれている!?

・窓に張り付くさくら。「ここはどこにゃり〜?」。

・「ちょっといってみよっか、さくらたん♪」

午前中は小鳥達をゆっくりと遊ばせ、お昼から外出することにしました。今日の目的地は小淵沢にあるアウトレット・モール、 「八ヶ岳リゾートアウトレット」 。八ヶ岳、南アルプスが望める大自然の中で、ショッピングやランチが楽しめるアウトレットです。

最近急に大人っぽくなりファッションにも興味が出てきた息子達・・・。特に長男は今までは学生服で過ごすことが多く服装には頓着しなかったのですが、予備校通いともなると数枚の服を着まわす・・というわけにもいかないのでしょう、横浜でも何回か友達とお店回りをしていたのですが、意外に好みがうるさいのか気に入ったものに巡り合えず、買えずじまいになっていたのでした。「ここで安くていいものが揃えられたらいいな・・。でもまた好みのものがない・・って言うんだろうなぁ(ーー;)」なんて思いつつ、軽い気持ちで向かったのでした。

ところが予想に反して息子達―「ここには好みの服がたくさんある!」と、大喜び!2本で2900円のEDWINのジーンズや(安くて良かったですよ^^)、ジャケット、シャツなど気に入ったものを購入〜。私は息子に引っ張りまわされてしまい、自分の物をあまり見ることができなかったのがちょっと残念です。でも、ちらっと見たところでは、私の年齢に合うものはあまり無かったかなぁ・・(^^;)ワコールやトリンプなども扱っている下着屋さんなんかは、種類も膨大にあってお値段も安いのでいいな・・・と思いましたが。あと、可愛い雑貨屋さんなんかも充実していたなと思います。

・オープンして2年が経った八ヶ岳アウトレット。大自然の中にある。

わんちゃん連れのお客さんも多いのもまたこのアウトレットの特長です。抱っこならわんちゃんも店内OK♪の店が多く、色々な犬種が見られるのも楽しみの一つです。ただ、気になったのはトイレの表示があまり(というか、見たところ全然)ないことです。割に広い敷地ですから、トイレがあちこちに点在していていいはずなのですが、探せど探せど無い!店員さんに聞いて入ったのは、レストラン街の中のトイレでしたが、こちらも近くに行くまでは目立った表示が無かった・・。美的観念からこうしているのでしょうか。。。これはちょっと、謎&不満でしたねぇ。

夜は甲斐大泉駅のすぐ近くに最近出来た村営の温泉、「パノラマの湯」へ。ここには露天風呂があって、晴れた昼間なら東に富士山、西に南アルプス、北に八ヶ岳を望むことができ、それはそれは絶景なのだそうな〜。夜でしたので、この素敵なパノラマを拝むことは残念ながらできませんでしたが、星を見ながらの露天風呂というのも中々ステキでした。

さてさて、我が家の息子達ですが、そろって風呂好き!私が1時間ほどで出た後も待てど暮らせど出てこず、結局2時間以上も温泉に浸っていたのでした。ほかほか気分で出てきた夫も私も、すっかり湯冷めしてしまった・・・ーー;)  まあ、家族に喜んでもらえるのも私のシアワセですから(o^m^o)それもよしとしましょうか。

温泉を堪能した後は、お楽しみの夕食タイム!です。清里をぶらっと流して「レストラン八ヶ岳」というところに入りました。ここのお勧めはたっぷりの刻みのりの下に隠れたボリュームのあるステーキが美味な、「ステーキ丼」!その量は男性をも超満腹にさせるそうな。それを我が家で唯一女性のわたくしが果敢にも挑戦!甘みのあるタレはピリッとした辛みも効いていてとっても美味しい♪お肉は柔らかく、そしてもちろんボリュームもあって、大満足〜。これは当たり!でしたよー。

・ボリュームたっぷり!ステーキ丼

帰宅すると、待ちわびた小鳥達は脱兎の如くかごから抜け出し、しばしの運動会を披露〜(^^)あっちに飛び、こっちに飛び、日中の運動不足を解消!でもやっぱり落ち着く先は電器やポットなどの温かい場所なのでした(^m^)アフリカ出身、寒がりさんのこざくら〜ずです。

・食器戸棚の上にびゅ〜ん!

・電器の上で2羽で毛づくろい

・ポットの上に鎮座。「やっぱり、ここにかぎるにゃあ〜♪」

恐るべし!?ルチノちゃん!我が家のものとは色が全く違うのに、その形や使用状況から、これがあの温かい大好きなものだと悟ったようです。すっかりポットの上で落ち着いてしまった寒がりん坊のルチノちゃんです♪ 

                            まだまだ続く。。。

2007-04-05

八ヶ岳便り 3/30日篇

ポスト @ 19:10:02 | 01.全て,04.日々の徒然

長男が受験に失敗し、我が家に春が来るのはまだ大分先のこととなってしまいました。本来なら家族で打ち上げ旅行に行くはずでしたが、そうも行かず、でもちょこっと気晴らしはしたい・・ということで、二泊三日のプチ旅行に行って参りました。行き先は昨年夏と同じ、山梨は八ヶ岳です。今回もそちらにある親戚の家を借りての倹約旅行となりました^^;)

昨年夏はルチノちゃんを初めて伴っての八ヶ岳行きでした。今回はさくらも初挑戦!ピーは申しわけないけれど我慢してもらい、両親宅でお留守番です。

・移動用のミニケージに2羽が入る。いざ、出発!

・「ルチノたん、どこいくんだろね・・」

実はさくらが車に乗ってお出かけするのは初めてなんです。ちょっと不安げなさくらです。後部座席の息子達がそれぞれケージを一つつずつ膝に抱えました。車中での二羽は大人しかったです。お互いが見えているので安心だったのでしょう。

・車中での2羽。ルチノを真似て、さくらも同じ格好をしています。

この鳥たちの面白い格好には家族で大爆笑〜。両足と嘴の三点で支えて、揺れる車内で巧みにバランスを取っています。眠くなるとかけた嘴がずるっと外れてしまうのが、また笑いを誘います。

・さくらのアップ。嘴を網にかけています(可愛ゆい♪)

行きは東名高速を使い、途中の富士吉田で一休み。ここ富士吉田市はかつて夫が仕事で長い間赴任していた思い出の地です。吉田の町は富士山の湧き水を活かした郷土食、 ”吉田うどん” で有名。市内には60軒以上のうどん屋があり、昼時ともなるとどこもお客さんでいっぱいになるそうです。シコシコとした独特の歯ごたえと値段の安さにその人気の秘密があるようです。

・テレビによく出る、のれんの無い店、”白須”のうどん。

・人気店、「白須」。普通の民家っぽい。

この白須のように人気のお店の中には看板やのれんの出ていない店も多く、簡単に見つけられないのがまたうどんファンの心をくすぐるとか〜。赴任中によくこのうどんを食していた夫は、久しぶりにこの味を堪能できてとっても嬉しそうでした♪

そして、もう一つ忘れてはならない富士吉田市の売りは、もちろん富士山!富士の裾野に広がるこの町から見る富士は巨大〜!!普段横浜から見る富士山とはスケールが断然違います。

・でっかいぞ!富士の山!!

・富士はこの町の生活の一部

夕方には八ヶ岳に到着。小さなケージに閉じ込められていた2羽は堰が切れたようにかごから飛び出しました。昨年夏は1羽だったために見知らぬ場所にビビリまくりだったルチノちゃんでしたが、今回はさくらという仲間を得て全く異なる行動を取りました。人間にしがみ付き、自由に飛べるようになったのは3日目だった昨夏とは趣を異にし、あっちこっちとびゅんびゅん飛び回っています(やっぱり仲間がいると違うね〜)。そうよね、狭いところに長時間いたんだものね。お疲れ様!ルチノちゃん、さくらちゃん♪

・環境が変わると食が細くなります。2羽はまず手からお食事です♪

・一日の終わり。息子の背中で寛ぐルチノとさくら。
                                      続く。。。

2007-03-19

母の感慨 vol.3

ポスト @ 17:06:35 | 01.全て,04.日々の徒然

今月9日、長男、次男が高校、中学をそれぞれ卒業しました。残念なことに、同じ日に卒業式が行われたため高校での参列は断念し、次男のほうに出席することにしました。

中学校の卒業式は送辞、答辞、合唱などしみじみと心を打つよい式でした。三年前同様にして長男がこの学校を卒業したのですが、当時この地元市立中学は非常に荒れていました。ですから長男の時は卒業の感慨に浸るというより、やっと無事にこの学校を出ることが出来たという安堵の思いが先にたったものです。

長男はそんな荒れた代の子供達と、幼少時から中学卒業までの十年以上の歳月を過ごしました。仲のよいお友達が出来たことは幸運でしたが、絶えず周囲がわさわさとうるさく落ち着かない・・・そんな可愛そうな境遇だったと思います。

高校はそんな環境からの脱出でした。「ぜひここに!」―という、自分の思う高校に頑張って進学しました。落ち着いて学校生活が送れる環境・・・邪気の無い明るい学生達の顔・顔・顔・・。親子で心底ほっとしたものでした。素晴らしい仲間に恵まれ、部活動でも実績を上げ、充実した三年間を過ごすことができました。思えば、長男の青春は高校時代から始まったのでした。

一方の次男―。長男とは三年の開きしかありませんが、その間この中学はガラッと変わりました。まず服装の乱れが無くなりました。どの子もフツーでした(このフツーがとても奇特なのです)。幼稚園、小学校、中学校と、次男は伸び伸びと過ごし、すくすくと成長しました。

中学で入ったソフトテニス部でも良い仲間に恵まれました。部活動でも、勉強の面でも互いに切磋琢磨し、競い合って成長していきました。そんな恵まれた環境に身をおくことができて、次男は本当にラッキーでした。

さて、最近の子はドライと申しましょうか、うちの子も例外ではなく、二人とも「卒業」に感傷的になる、ウェットな気持ちは持ち合わせていないようでした。ところが、卒業式を終えた次男、「これで、先生やみんなと会えなくなるなんて・・もう学校に行かないなんて、さみしい!」と―。

―そうだよ、そうだよね。これがフツーだよね。誰でも感じる気持ちだよね。

ドライだと思っていた次男の言葉に、私は何だかちょっぴり嬉しく感じたのでした。口には出さずとも、きっと長男も同じ気持ちでしょう。

―ああ、青春っていいな〜。できれば戻りたいなぁ。

しみじみそう思った母なのでした。

今月学校を卒業したたくさんの子供達・・・友達との別れ、先生との別れ、学校との別れに今はちょっと寂しいかもしれないね。でも、そんな切なさもきっと四月になればキラキラとした思い出に変わっていくことでしょう。若者達の未来に幸あれ!!

先生から生徒に手作りの小瓶がプレゼントされました。瓶の上にある「34」は出席番号です。中には学校の木から取った、可愛い実が入っています。小さいラベルには、”It's true we'll make a better day. Just you and me!! ”の言葉が―。英語の授業で歌った”We are the world”の一節です。

2007-03-07

心の風景 vol. 2

ポスト @ 16:51:48 | 01.全て,04.日々の徒然

桜の開花ももうすぐ。そんな今日この頃。

通勤途上にあったその会社は、解体業を営む小さな会社だった。

こじんまりとした敷地には、事務所とおぼしき小さなプレハブと数台の重機。

そして片隅には三つの犬小屋があった。

その住人は黒、白、茶の三頭の大型犬。


犬小屋に繋がれた犬たちはいつも所在なさ気だったが、社員達の姿を見ると千切れんばかりに尾を振り、身体一杯に喜びを表わした。

お皿一杯に盛られた朝食をいそいそと運ぶ社員たち。前脚を跳ね上げて狂喜乱舞して迎える犬たちの笑顔。

信号待ちの数分―そんな朝の風景を見るのがいつしか私の楽しみになっていた。

そこに流れる温かな空気が私の心に小さな灯をともした。

私はちょっぴりのシアワセをもらって仕事場へと向かうのだった。

そんな朝の風景に異変が起きたのは昨年暮れのことだった。

会社の門扉が開かない!一昨日も、昨日も、今日も―。

お休みかしら?
平日なのに?
こんなかきい入れ時に・・・?

そんな日が数日続いた。小さな不安が私の心にぽっちりと黒いシミを作った。

そうして2006年は幕を閉じ、新しい年が明けた。


寒さ厳しい冬のある朝、その会社の門扉が開けられていた。

ドキンと高鳴る胸!

でもがらんとした敷地に残されていたのは三頭の犬たちだけだった。

じっと佇む犬たち。その目が人間の姿を捉えるのをじっと待っているような、そんな寂しげな姿だった。

やがて犬たちの姿も見えなくなった。

ぽつんと残された犬小屋・・・いつしかそれも跡形なく消え去った。

更地を吹き抜ける冬の風が、砂埃を舞い上げた。


いつしか季節は春へと変わったが、毎朝その会社に目を向ける私の日常は変わらない。

あの会社の従業員達はどうしているのだろう・・・。
そして、あの三頭の犬たちは―。

きっと誰かに引き取られているに違いない―。自分にそう言いきかせた。

毎朝私に小さなシアワセと元気をもたらしてくれた朝の光景―。

今、そこを通るたびに私の胸はチクッと小さな痛みを感じるのである。

★   ☆   ★

久しぶりの更新となりました。 皆さま、お元気でしょうか。私は変わらず元気に過ごしております。

私にとっては小さな日常のひとコマであるはずの、ある会社の倒産―(当事者には大変なことです、ごめんなさい)ただ傍らを行き過ぎるだけの通行人に過ぎない私の胸に、何故だかやり切れない悲しみが宿ります。

餌の入ったお皿を腰を曲げていそいそと運ぶ従業員さんの優しい姿。とんで跳ねて喜ぶ犬たち・・・。そこには小市民的な、小さな幸せがありました。私はそんな光景を愛していたんだなあ〜(大袈裟ですか?)と、今つくづく感じています。

大きな災い、不幸に見舞われることもなく、つつがなく過ごす日常・・・その有難みが本当に分かるのは、大変な経験をされた方たちなのかもしれません。社長と思われる初老の男性が、犬たちだけが残った敷地の片隅にぽつんと立っていた姿も目に焼きついていて、それを思い出すたびに心はざわざわと波立ってきます。

どうか、皆さま、ご無事でありますように!(そして三頭の犬たちも!)

さてさて、暖冬と騒がれたこの冬も終わりを告げ、暦も変わって名実ともに春の到来となりました。受験生を二人抱える我が家ですが、長男の方は残念ながら浪人決定!・・という結果になってしまいました。

「どこか、一つくらいひっかかってくれるのでは・・・」―という甘い考えの前に厳しい現実がど〜んと立ち塞がりました。努力が足りなかったという一言に尽きるでしょう。

そんなこんなで、私のココロにはまた別の嵐が吹き荒れているのですが(笑)、「浪人するのはあなた、私じゃない」とばかりに、表面上は涼しく、平然とした顔を保っています。私は私なりのペースでこの一年を過ごしていきたいと思っています。

皆さまには、温かい励ましのお言葉をいただいたのですが(ありがとうございました!)、我が家に春がやって来るのは、まだまだ大分先のことになりそうです。

2007-02-02

1ドルコンサート!

ポスト @ 18:24:18 | 01.全て,04.日々の徒然

長男の高校で毎年恒例になっているツアー、「みなとみらいホール―1ドルコンサート」に今年も参加して参りました♪

みなとみらいホールには立派なパイプオルガンが併設されていますが、パイプオルガンによるクラシック演奏を多くの方に気軽に親しんでもらおうと、月一回ほど催されているのがこの「1ドルコンサート」です。

名前の通り、1ドル=100円と、とてもリーズナブルな料金ですし、12時からの1時間ほどの時間帯に行われますので、ランチタイムに気軽に楽しめるコンサートとして親しまれ、近隣のビジネスマンなどふらっと聴きにこられる方も多いようです。

この日、1月24日は今年に入って初めてのコンサート―。たくさんの人達でみなとみらいのホールは埋まりました。当日の曲目は、ブクステフーデ(前奏曲とフーガ ニ長調)、スカルラッティ(オルガンのためのメヌエット 変ロ長調)など、全4曲。馴染みの無いものもありますが、中の一曲、ビバルディの「四季”春”」はどなたでもご存知のもの・・・これから訪れる季節を予感させる素敵な演奏となりました。

さて、今回のプログラムの特長は、何らかの意味で鳥に関係があるか、そうでなくても、小鳥のさえずりを想像させるような曲が集めれられているということです(鳥好きとしてはわくわくです〜)。

元々、オルガンという楽器は巨大な笛の集合体ですので、鳥には縁が深いとも言えるそうです。軽妙な同音反復で、歌い交わす小鳥達を彷彿とさせたり、誰にでもすぐそれと分かるカッコーのモティーフが中心となっていたりと、様々な鳥達が現れて鳴き戯れる様子が音楽を通して巧みに描かれています。

そしてまた、パイプオルガンには小鳥の賑やかなさえずりを出す装置が付いているのですが、度々登場する可愛らしい鳥達の声は曲のとても良いアクセントになり、聴くものの気持ちを明るく軽やかに弾ませてくれます。

・パイプオルガンが立派なみなとみらいホール

さて、素敵な演奏でうっとり夢見心地になった後は、お楽しみのランチタイム!昨年はコンチネンタルホテルでのバイキングでしたが、今年は横浜クイーンズイースト内にある、キハチイタリアン。ランチに相応しいカジュアルなコース料理を堪能いたしました。

・前菜の盛り合わせ。素揚げのブロッコリーが意外に美味しい。

・ずわい蟹のパスタ

・主菜は、魚料理(真鯛とムール貝、アサリの蒸し煮、シチリア風)か、肉料理(伊達鶏のトマト煮込みローマ風)を選びます。

・デザート。チョコレートのタルト―これが美味!

長男はこの3月に高校を卒業しますので、学校主催のツアーに参加するのもこれが最後となります。長かった3年間の役員生活でしたが、良いお仲間にも恵まれ、こうした素敵な機会を持てたことを本当に嬉しく思います。

高校の役員は任期が3年のところが多く、なり手が少ないのが実情ですが、思い切ってお引き受けして良かったかなと思います。多くの才気あふれる方々に接し、良い刺激を受け、大変充実し勉強になった3年間でした。

話が変わりますが、本日2月2日は、神奈川県公立高校前期選抜の合格発表が行われました。 先日来面接官ABCの力を借りて(!?)猛特訓に励んでいた次男、何とか無事に合格することができました〜。

時を同じくして、本日がセンター以来の一般受験初日となった長男―ただ今試験場から帰り、こちらはぐったり〜?長男には、これから何回かの試練が待ち受けています(ああ、心配・・・ーー;)。

でも、どうにか一人決まってくれて、まずは一安心の母です。応援メッセージを下さった皆さま、どうもありがとうございました〜 (^o^)/~~☆