2006-08-05
宋 左近さん
ポスト @ 20:22:49 | 01.全て,04.日々の徒然
詩人の宋左近さんが6月20日に亡くなりました。87歳でした。
宋さんが鳥好きであることはコンパニオン・バード(No.4)の誌上で知りました。30年ほど前に閉店する小鳥やさんで譲ってもらったというアオボウシインコ(推定年齢40才)の太郎君と3才半になるヨウムの亜加ちゃんとお暮らしでした。
この2羽は宋さんが机に向かっているときも部屋を自由に飛び交い、懐かしい童謡の数々を歌っていたといいます。
「鳥のおしゃべりや歌を聴いていると、なんとなく『神様の声』というのを感じるのですよ。宇宙の、といって良いかもしれませんが、人智を超えた大いなるものの声・・・」と語っておられたのが印象的でした。
この記事からわずか半年後に宋さんが亡くなるなんて信じられない思いでいっぱいです。とてもお元気そうなお姿でしたのに・・・。
30年も連れ添った太郎君はどうしているのでしょうか。突然姿が見えなくなった飼い主を探してはいないでしょうか。それを思うと心が痛みます。鳥が大好きという奥様がいらっしゃいますからこんな心配も杞憂にすぎないとは思いますが・・・。
宋さんのご冥福を心からお祈りいたします。そして太郎君と亜加ちゃんがさみしさを乗り越えて今後も幸せに暮らせるようにとお祈りしたいと思います。
・朝日新聞「惜別」欄に載った宋さんの記事。ここでも太郎君が登場している。『かわいがっていたボウシインコのタローと。人間でいえば80代で、宋さんとほとんど同い年だった』とのコメントがある。
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