2006-12-13
母の感慨 vol.2
ポスト @ 16:25:52 | 01.全て,04.日々の徒然
ある時長男が言った。
それは突然やってきた何の前ぶれもない終わりだった。 高校3年生の長男・・・卒業までの日々は、受験に備えて午前授業になるそうだ。
私の作るお弁当があまり好きではなかった長男。 高校生になってからは、時々カイベンで(コンビニなどで昼食を買うこと)、時々学食、そして時々が弁当持参だった。
- ―『終わり』って、じゃあ、最後のお弁当を作ったのはいつだったのかしら・・。
- ―いったいどんなお弁当を作ったんだっけ・・。
- 終わりなら終わりだって、ちゃんと言ってくれればいいのに。
- 最後って分かっていたら、もっとリキ入れて作ったのに!
思えば、幼稚園年中の時から高校3年生までの(小学校は給食だったけれど)14年間の弁当作りだった。 「ああ、嫌だ。ああ、面倒くさい」とぼやきつつも、せっせと作り続けた14年間であった。
そう思いつつも、一抹のさみしさを感じるのは何故だろう・・・。
キッチンの片隅、気の抜けた母は一人ぽつんと佇み14年の歳月を思った。
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コメント(2件)
Re: 母の感慨 part.2
おめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
さくらこさん、14年間といえば、長いですね。
お疲れ様でした。毎日力を入れてってなかなか出来ないことだ
と思いますが、その間作り続けたことをお子さんが大人になれば、思い出されることでしょうね。
私は、夫のお弁当を作っていますが、いつか終わりがやってくるのですね。時の流れと、色んな思い出がよみがえることでしょうね。
さくらこさんの気持ちが波のようにひたひたと押し寄せてきました。
From : hana @ 2007-01-10 10:10:01 編集
hanaさん
hanaさん、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
毎日素晴らしいお弁当を作っていらっしゃるhanaさんに比べたら恥ずかしいような我が家のお弁当ですが、それでも14年間を思うと感慨深いものがあります。
次男が小学校の時に修学旅行のお弁当にお手紙を入れたり(校長先生の提案でした♪)、長男の高校受験時のお弁当に「頑張って」メッセージを入れたりしたことが、懐かしく思い出されます。
子供達がこんな手抜き弁当でもいつか懐かしんでくれれば嬉しいのですが・・^^;
hanaさんはだんな様のお弁当ですので、先が長いですね。
素敵なお弁当なので、いつも拝見するのを楽しみにしていますよ。だんな様はつくづくお幸せだと感じます
From : さくらこ @ 2007-01-10 19:05:29 編集