2006-01-04
GB41−ロング、離島へと旅立つ
我が家にはGB41−ロングという縦に長い大きな鳥かごがありました。 初代インコのピーちゃんと亡くなったチコちゃんのために購入したものでした。 この2羽は手乗りではなかったので、かごの中で一日を過ごすことになります。 GBロングは「かごの鳥ちゃん」が少しでもたくさん動けるようにと思っての購入でした。
ところがかごというのは大きければいいっていう物でもないようです。 自分のテリトリーを決めづらくなってしまい、この2羽はなんとも落ち着きのない様子でした。 広い快適空間を楽しげに飛翔でもしてくれればいいのですが、飛ぶどころかくちばしを使ってエッチラオッチラよじ登っていくような始末で、かえってインコ達に不便と不安を与えてしまったようなのです。ほどなくピーちゃんとチコちゃんは元のケージに戻り平和を取り戻しました。
そんなわけで、このロングのかごは無用の長物と化し、我が家の一角をドデ〜ンと支配することになりました。捨てるに捨てられず、どなたかに使っていただければな・・・と思って長い時間が過ぎていきました。
昨年暮れ不用品につきもらってくださる方を募ったところ、何人かの方が手を上げてくださいました。そんな中で縁あってかなり遠方の離島に住む方がもらってくださることになったのです。
私達は聞いたことも無いような島の名前に首をかしげました。
どこにあるんだろうねえ・・。この島・・。
調べてみると遥か南の海洋上に小さく小さく浮かぶ離島です。 地図上には載っていないようなそんな小さな島・・・。 人口は100人もいないような島でした。
私達は分かっている情報からいろいろな想像を巡らせました。
どうもGBロングはこの離島の中にある、たったひとつの小学校に行くみたいなのです。 詳しいことを先方にお聞きすることはできませんが、この小学校で子供達の情操教育にと飼われる小鳥達のために旅立つことになるようです。
はあ〜・・・なんだかロマンを感じてしまいました。
私達のGBロングが遥けき島の学校で子供達に囲まれる・・・。 その中には何羽の小鳥が入るのかしら? 何人の子供達が小鳥のお世話をするのかしら? 子供達のために・・・小鳥達のために少しはお役に立てるのかしら?
まるで「二十四の瞳」の大石先生にかごを託すような気分です。
GBロングは先日夫が発送しました。 何日かけて、旅をすることになるのでしょう。 どうかこのかごが遥けきかの地で可愛がられますように。 どうかかの地のみなさまのお役に立ちますように・・・・。
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