こざくら日和 : 4月〜卯月〜エイプリル

2006-04-02

4月〜卯月〜エイプリル

ポスト @ 10:51:45 | 01.全て,04.日々の徒然

ウォーリーならぬ「ルチノちゃんを探せ!」ナンテ・・

月が替わり4月になりました。学校や会社では新しい年度の始まりです。気分も新たに再出発と行きたいところですね。

ところで旧暦四月は「卯月」といいます。垣根に植える植物として有名な卯の花の咲く月の意とも、稲穂を植える植月(うつき)の意ともいうそうです。

現在使われている新暦は太陽が基準です。一方旧暦の方は月の満ち欠けが基準ですから、現在とは季節のずれが一月ほどあります。卯月は旧暦ではもう初夏を表すことになりますね。5月頃の曇った涼しい日を「卯の花曇り」といいますが、この頃の天候の形容には卯の花がつくものが多いそうです。

万葉集では初夏に渡来する鳥「ホトトギス」と共に卯の花が詠まれているものが多く、18首もあるそうです。     卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来鳴きとよもす(大伴家持)

季節には敏感だったという、いにしえの人たち・・・万葉のその昔も卯の花とホトトギスをセットにしてこの頃の季節を表現したのでしょうね。   

★     ☆     ★     ☆     ★

昨日仕事帰りに枝垂れ桜で有名なお寺に行ってみました。もう夕方でしたがカメラを片手に桜をめでる人たちがたくさんいました。この枝垂れ桜は横浜市名古木に指定されているほどの素晴らしい桜で、樹齢160年と言われています。

昔はこうした枝垂れ桜のもとで歌会を開き、和歌や俳句を作ったと言われています。それを「花の下和歌」と呼んでいるそうです。なんと風流なことでしょう。時間に追われている現代人にとっては憧れでもありますね。

願わくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃

桜の咲く時期になるといつも思い出すのは大好きな西行のこの和歌です。実際に西行法師は桜の咲くころに亡くなったそうですが、こんな風に大好きな桜のもとであでやかに、儚く、潔く散っていけたら本望でしょうね。

・西林寺の枝垂れ桜。日も落ちてきた頃で、あまりきれいに撮れませんでした
・アップにするとこんなに可憐な桜の花

さてさて昨日はエイプリル・フールの日でもありました。気の利いた「ウソ」でもついてみたいな・・毎年思うことですが、いつも過ぎてしまってから気付くトンマな私です。みなさんは「うそ」、つきましたか?どんな「ウソ」をつかれたでしょうか?面白いエピソードがあったらぜひ教えてくださいネ

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コメント(2件)

Re: 4月〜卯月〜エイプリル

立派な枝垂れ桜ですね。
今日の雨でお花が散っていないといいけれど・・・

4月は1月よりも新しい年を迎える気分になります。
昨日はエイプリルフールだったんですね。
すっかり忘れていました。

昔の人は季節を上手く表現してましたよね〜。
明かりも、冷暖房もあまりない生活をしていたから
余計季節を身近に感じられたのかしら・・

ルチノちゃん、カレンダーに溶け込んでいますね(^。^)

From : オクサン @ 2006-04-03 00:00:32 編集

オクサンへ

オクサン、こんにちは!
雨と強風で桜が心配でしたが、今日もあちこちの桜は
健在でした〜^^
案外持つものですね。この分だと新入学の子供たちを
きれいな姿でお迎えすることができるかもしれませんね。

今は室内にいると四季を忘れるくらいに一年中快適ですが、
せっかく四季のあるステキな国に生まれたのですもの、いつも
季節を身近に感じていたいものです。
昔の人が感じたことも忘れずにいたいですね。

エイプリル・フール、また忘れました〜^^;
でもサイトのお友達が粋なウソをついて、周囲をあっと言わせて
いるのに遭遇・・・びっくりとしましたが楽しませていただきました (Wink)

それはそうと「4TEEN」、文庫で買いました。楽しみ〜♪
読んだらまたご報告しますね (Laugh)

From : さくらこ @ 2006-04-03 16:55:10 編集

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