こざくら日和 : わんこの本、再び・・・

2006-04-09

わんこの本、再び・・・

ポスト @ 16:58:16 | 01.全て,04.日々の徒然

「Books A to Z」・・・昨年 12月16日の日記 にも紹介しました私のお気に入りのラジオ番組です。朝の5分ほどの短い時間の中で、パーソナリティー・北村浩子さんが「これは!」と思う本を紹介してくれます。

3月20日に紹介されたのは『ハラスのいた日々』(中野孝次 著 文春文庫)

以下はFMヨコハマHPでの紹介文です。

「ハラスを飼うことになって以来、彼を、自分たちと同じいのちを持つ存在であると考えない日は一日もなかった」……子どものいない夫婦の元にやってきた柴犬のハラスが、13年に渡って彼らに与えつづけたかけがえのない時間。1987年に発表されたベストセラーです。自分の犬を贔屓目に見てしまう飼い主ならではの感情と、その愛情を客観的に綴った端正な文章、そしてたくさんのハラスの写真が涙腺を刺激します。優れたノンフィクションに与えられる新田次郎文学賞受賞の、愛犬物語。

う〜ん、愛犬モノに弱い私・・・。でも読んでみたい!と強く思ったのには別のワケがありました。ハラスはスキー場で失踪事件を起こしていたのです!作者はそれを「生涯の一大事件」と銘打ってたくさんのページを割いて書いています。もう7ヶ月前になるルチノちゃんの家出事件がすぐに私の頭に蘇った来ました。新聞の折り込み広告に捜索願いを出したという作者の気持ちに当時の自分の気持ちが重なりました。

他人から見れば「たかが犬一匹、鳥一羽」の滑稽にしか過ぎないことであるのを充分に認識しつつも、必死な気持ちを綴らずにはいられなかったであろう作者の気持ちが手に取るようでした。そして「読みたいな。私が読むべき本だな」・・・そう感じたのでした。

それからは本屋さんに行くたびにこの本を探したのですが見つからず、「ネットで購入するしかないかな・・・」と思っていた矢先、ぶらっと立ち寄った書店で発見!『ハラス・・』から15年たって書いたというその後の物語、『犬のいる暮し』とともに手に入れたのは昨日のこと・・・。

落涙必至というこの本。『チョッちゃん』の二の舞にならぬように、一人静かに読もうと思います。

・『ハラスのいた日々』と『犬のいる暮し』

・私たちが出した捜索願い。探偵社作成のプロ仕様と手作りのチラシ

トラックバック

トラックバックはありません

貴方のサイトからトラッキングしてください

http://kozakura.orche.net/trackback/tb.php?id=142
(言及リンクのないトラックバックは無視されます)

コメント

コメントはありません

コメントを以下からお願いします



(Smile) (Wink) (Laugh) (Foot in mouth) (Frown) (Gasp) (Cool) (Tongue)

*は入力必須です。E-Mailは公開されません。