こざくら日和 : 虹の橋

2006-04-20

虹の橋

ポスト @ 19:00:19 | 01.全て,03.インコの部屋

「おーちゃんは永遠に」の記事に頂きましたnacchinさんのコメントに、「虹の橋」のことが書かれていました。この「虹の橋」の詩は私も以前どこかで読んだことがありました。とても心に染み入る詩で、読み終わるころにはもう胸がいっぱい・・・喉元まで熱いものがこみ上げてきたのを覚えています。この詩のように考えられたらステキだなと思います。悲しく辛いお別れの痛みも少しは和らぐかもしれません。動物たちと暮らしている方にぜひお読みいただきたいと思います。すでにご存知の方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、今日の日記に掲載したいと思います。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。 この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。 そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。 食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、 傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、 元のからだを取り戻すのです。 ・・まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。 それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが ここにいない寂しさのこと・・。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。 でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。 その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。 速く、それは速く、飛ぶように。 あなたを見つけたのです。 あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。 そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、 あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。 そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。 あなたの人生から長い間失われていたけれど、 その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。

     ☆     ☆     ☆     

けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。 打ちのめされ、飢え、苦しみ、 誰にも愛されることのなかった子たちです。 仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、 橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。 この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。 地上にある間、そんな人は現れなかったのです。

でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、 誰かが立っているのに気づきます。 その人は、そこに繰り広げられる再会を、 うらやましげに眺めているのです。 生きている間、彼は動物と暮したことがありませんでした。 そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、 誰にも愛されなかったのです。

ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。 どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、 そこに奇跡が生まれるのです。 そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。 地上では巡りあうことができなかった、 特別な誰かさんと、その愛する友として。

今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、 苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。

                    原作者不詳(原文英語)  日本語訳:いっけさん

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

この「虹の橋」は 原作者不詳(Author Unknown)のまま世界各国の言語に翻訳されて、ネットを通じて世界中に伝えられている詩だそうです。ペットを亡くされた方にこの詩を渡されている病院もあるとか・・・。

犬にしろ、猫にしろ、鳥にしろ、生き物と暮らすということは、必ずややがて来るお別れと直面するということです。慈しみ、愛情を注いだものたちとのお別れ・・・どんなケースであっても辛く悲しいことに違いありません。でも可愛かったあの子、この子たちが「虹の橋」で私たちを待っていてくれる、やがて再会の歓喜のときがおとずれる・・・そう信じて生きることができたならどんなにいいでしょう。悲しみはやがて癒されそして新しい命との出会いがきっと私たちを待っていることでしょう。

「虹の橋」日本語訳は 「あきののはら」さん より管理人であられるいっけさん了承を得て掲載させていただきました。いっけさんのサイトでは英語の原文もご覧いただけますのでので、ぜひご一読くださいませ。

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コメント(10件)

Re: 虹の橋

 こんにちわ!!「虹の橋」 私も以前、おうちにいたハムスターを
亡くした時に お友達が教えてくださり、その時に 泣きながら
読んだの覚えてます
 すごく なんつーか・・いい詩ですよね
「また逢える・・」そう思えば 心の中も少し ラクになる気がして・・
こんな風に考えれるって いいなって思った
 これって動物たちだけでなく、人に対しても こんな風に
私は思いたいな・・・

From : ekoeko @ 2006-04-21 07:41:20 編集

Re: 虹の橋

虹の橋・・・・・
何回読んでも、ジ〜ンときてしまいます。
不慮の事故だとしても、寿命だとしても、一緒に暮らしていた動物を
亡くすのはとてもつらいことですものね。
その子たちが待っていてくれると思えれば、笑顔を取り戻すのも
少しは早くなるかも?
そう思って、オクサン家族も早く元気になってほしいです。
私もチェリーが待っていてくれるんだ!
そして新しい出会い「モモ」がいるんだ!
オクサンも「おーちゃん2nd」との出会いがあったんですよね。
みんな、頑張れ〜!

From : nacchin @ 2006-04-21 17:23:03 編集

ekoekoさん

ekoekoさん、こんばんは。

「虹の橋」・・・たくさんの方がご存知なので驚きました。
本当にいい詩ですよね。ekoekoさんの言われるとおり、
人に対してもこんな風に考えられたらステキです。
死に対する恐怖さえも和らぐように思います。

この詩は原文は英語ですが、古いインディアンの伝承にもとづいている
という説もあるそうです。
誰も作者を知らず、欧米のサイトを通じて広まっていったとか。

私もいつか「虹の橋」で子供のころに飼っていた犬と会いたいです。
そしてルチノちゃんや先にお星様になったチコちゃんにも会いたいな・・・。
少し気が早いですね(笑)。
今は現世でルチノちゃんたちとの生活をたくさん楽しみたいですね。

From : さくらこ @ 2006-04-22 01:56:40 編集

nacchinさん

nacchinさん、こんばんは。

nacchinさんのおかげでステキな詩を思い出しました。
ありがとうございます。
この詩の後半部分・・・愛されなかった動物と人とが巡り合い
手を携えて虹の橋を渡る・・・というところも実にいいですね。
本当にじーんときます。

ところでオクサンのHPにたびたびおじゃましているのですが、
オクサンはおーちゃんが連れ去られた方角にある薬品工場を
随分と探されていて、その工場の方たちがとても優しく
いい方であることなども書かれています(掲示板です)。
悲しいことがあった一方で、またこんな風に心温まることも
あるのだなあ・・・となんだかしみじみ感じ入りました。
工場内には立派な畜霊塔や動物の墓所もあったりして
よくお手入れされてきれいだったそうですよ。
いい話だなと思いました。

From : さくらこ @ 2006-04-22 02:13:38 編集

Re: 虹の橋

さくらこさん、おはようございます。m(_ _)m

こちらのHPへは初めてコメントさせて頂きます。
HPのURLを教えて頂いておきながら、コメントせず大変申し訳ございませんでした。

こちら↑↑の記事の「虹の橋」&「虹の橋(の袂)で」はペット葬祭会社や動物病院で、悲しみの飼い主さんにこのコピーを渡している所もあると聞いています。

色んな方が作られた三部目もあるのですよね。

もうご存知かもしれませんが、芝山弓子さん作の 虹の橋の「雨降り地区」やTerri Onoratoさん作の 「虹の橋のクリスマス」もとっても素敵な作品なんですよね。

芝山弓子さんのHPは残念ながら現在閉鎖されているようですし、
「虹の橋のクリスマス」は 作者のTerri Onoratoさんが著作権を所有されていて、作者の書面による同意なく転載/複写をすることは、米国の著作権法により禁じられているそうで・・・。

でも「虹の橋のクリスマス」を翻訳されたノラのママさんのHP「ノラの部屋」(http://www2s.biglobe.ne.jp/~symd/Rainbow/Rainbow_bridge_index.htm)では、原文・日本語訳文の両方が掲載されていますね。

虹の橋のお話は どれも心に響く物があって 何度呼んでも涙ぐんでしまいますが、「虹の橋のクリスマス」を知ってから、私はクリスマスが楽しみになりました。

From : botannchu @ 2006-05-01 09:30:50 編集

botannchuさん

botannchuさん、ようこそ!コメントいただきありがとうございます!!

「虹の橋」は私もいつかどこかで読んでいて記憶に残っていたのですが、
今回悲しい事故にあったおかめいんこのおーちゃんのことがあって
再びこの詩のことを調べることになりました。
心にしみじみと染み入る詩で私も大好きです。
「虹の橋のクリスマス」もそんな過程で知りました。
こちらも感動的ですね。特に最後の一節が好きです。涙ぐんでしまいます。
こんな気持ちでクリスマスを迎えられたらきっと厳かで温かいクリスマスに
なるでしょうね。

ご紹介いただきました虹の橋の「雨降り地区」のほうは全く知りませんでした。
早速検索して読んでみました。
悲しみが癒されない”特別な誰かさん”のための詩ですね。
おーちゃんの飼い主さんもいまだ心癒えぬご様子で心配していましたので、
ぜひともこの詩を読んでいただきたいなと思いました。
botannchuさん、教えてくださって本当にありがとう!

botannchuさんもクッキーちゃんの闘病などで大変でしょうが、どうぞお体に
気をつけてがんばってくださいね。
またパインちゃんの毛引きもどうぞお大事に。
うちのルチノももう長いこと毛引きと戦っております。

From : さくらこ @ 2006-05-01 18:15:09 編集

Re: 虹の橋

どんな別れも辛いものですが、それを乗り越えなければいけない。
いつか乗り越えられるだろうけど、そんな時に、背中を支えてくれる物に出会えることは
とても暖かな気持ちになります。

とても素敵な詩を教えていただいてありがとうございます。

私もいつかそんな日を迎えることになるのですが、胸に響きます。

大切にされた子もそうでない子も、安らかになりますように。

From : hana @ 2006-05-05 12:21:07 編集

hanaさん

hanaさん、こんばんは。

たくさんの方がこの詩をご存知なのでびっくりしました。
とてもいい詩ですよね。
生き物と暮らしているとお別れの時が必ずきますから、いつかはこの詩を心に温める時がくるのでしょうね。
その時のことを考えると今からもう胸がキューンと痛くなります。
後悔のないように日々を大切にして彼らと暮らしたいとの思いが強くなります。

それにしても虹の橋で動物たちが幸せに暮らしている光景を想像すると
とっても心温まりますね。
この世で良縁のなかった動物たちや人間が手に手を取って虹の橋を渡っていく・・・という考えもとっても素敵で救いがあります。
「雨降り地区」などの続編も出来たりして、ネットを通じてこの詩が広まり発展していったこともすごいことですね!

From : さくらこ @ 2006-05-06 02:57:39 編集

Re: 虹の橋

こんにちは。

私は「虹の橋」「ママ、もう泣かないで」のサイトを作っています、いっけと申します。
検索したところ、当サイトと関係あるかも?と思われましたので、移転のお知らせに参りました。

以前は「あきののはら」というサイトの一部でしたが、今度は独立し、「虹の橋と、それから…」という名称になりました。
お心当たりがありましたら、お手数ですがリンクの修正やご紹介のし直しをお願いできれば幸いです。

「虹の橋と、それから…」http://www.geocities.jp/wan_nyan_niji/

もし別の方の虹の橋のご紹介をされているのに検索で誤って引っかかってこれをお送りしていましたら、ごめんなさい、お捨て置きくださいませ。また、ダブって書き込みしてしまいましたらどうぞお許しください。
リンクやご紹介、本当にありがとうございます。
また、この文章はコピーで配信させていただいており、中にはこれまでやり取りのあった方もありますが、失礼をお許しください。
今後ともよろしくお願いいたします。
いっけ

From : いっけ @ 2007-06-17 21:45:43 編集

いっけさん

いっけさん、HP移転のご連絡、ありがとうございました!
6月25日の日記で改めてご紹介させていただきましたので、ご確認くださいませ。

ご自作されたという詩、「ママ、もう泣かないで」も素晴らしいですね。感動しました!

 ぼくはずっとママの心に住んでいるの
 そしてずっと先のある日
 ママと会えることを知ってるの
 だから、ママ、もう泣かないで

という最後の一節が私は特に好きです。

From : さくらこ @ 2007-06-25 18:10:54 編集

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