2007-12-29
追悼!アメリカの鳥学生アレックス
ポスト @ 16:04:41 | 01.全て,03.インコの部屋
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「コンパニオンバード」最新刊が発売されました。
以前は通信販売で手に入れていたのですが、最近わが町の書店でも1冊ですが置かれるようになりました。今回も書店の片隅、ひっそりと棚に差し込まれたOnlyOneをゲットいたしました〜。しっかりとした製本、美しい写真、有益な情報たっぷりの内容は相変わらず!年2回の発行が待たれる、愛鳥家のバイブルです。
さて、今号の巻頭特集は「ヨウム」―。先日もTV「ぽちたま」でTPOを使い分けて会話する賢いヨウムちゃんを見たのですが、実はこのわたくし、かねてからヨウムに密かな憧れを抱いているのでございます。一度は一緒に暮らしてみたいと思いつつ、「平均寿命50年」という長い年月を考えるとまあ無理でしょうか。悲しいけれど、これは憧れだけで終わってしまいそうです(TT)
さて話を元に戻しますが、今号のヨウム特集に目を通していてひとつの悲しい事実に出会いました。「世界でもっとも有名なヨウム」―アレックスが他界したというのです。
アレックスは1977年以来、ペッパーバーグ博士(2005年に来日されていましたね)が認識能力と伝達能力について研究している鳥学生です。その天才ぶりは同誌3号にも紹介されていてとても印象的でした。生涯を研究に捧げた偉大な鳥、アレックスの最期がどのようなものであったのか、記事には触れられていないのですが、優秀な学生であり、大切な家族でもあったであろうこの賢いヨウムを喪った博士やスタッフの悲しみを思うと心が塞がる思いがします。そして私達、愛鳥家にとってもこの「自然界からのメッセンジャー」を喪ったことは大きな喪失であると言えるでしょう。
享年31歳・・・ヨウムとしては短命だったでしょうか。が、アレックスが生きた31年は、努力と忍耐、強い向上心に満ちた奇跡の歳月だったに違いありません。
「お疲れさま!ありがとう!!」の言葉と共に、アレックスの冥福を心からお祈りしたいと思います。
今年も残るところあと2日ほどになってしまいました。これが今年最後の更新となりそうです。一年間お付き合いくださった皆さま、どうもありがとうございました!今後も細く、(しかし)永く、この「こざくら日和」を続けていけたらと思っています。どうぞ皆さま、末永くお付き合いくださいませ〜