2006-10-25
小鳥達の夫婦事情
ポスト @ 17:00:49 | 01.全て,03.インコの部屋
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別居状態が2ヶ月なら夫婦関係は修復できるが、5ヶ月を過ぎると妻は夫の声を聞いても素知らぬ顔―。
さてさて、何処の夫婦事情でしょうか〜。何だかドキッとしてしまうような記載ですが、実はこれは小鳥の夫婦のことなのです(ご安心あれ〜^^;)。少し前の新聞になりますが、「去った夫の声、日々に疎し」というタイトルで鳥に関する興味深い記事があったのでご紹介しましょう。
日本女子大学理学部の研究チームで次のような実験をしたそうです。
セキセイインコのカップル12組を引き離し、互いに鳴き声が聞こえないようにし、夫の声と別のオスの声を交互にスピーカーで妻に聞かせ、反応の違いを調べたそうなのです。セキセイインコは1羽ごとに鳴き声のパターンが微妙に異なり、妻は自分の夫の声を聞き分けて鳴き返すことで知られていますが、この引き裂かれたカップルは一体どうなったのでしょうか・・・(興味津々^m^)。
結果、引き離してから2ヶ月までは、妻が鳴き返した回数のうち夫に対する反応が7割を占めたそうですが、5ヶ月が経過すると、夫の声に対する反応も、別のオスの声に対する反応も、ともに5割程度と違いが見られなくなったそうです。これは夫の声に対する記憶がなくなったことを示しているとか・・・。
一夫一婦制で知られるセキセイインコのメスは、意外にドライな性質であることが分かったわけですが、これは死別した場合などに、昔の夫の記憶が残り続けると次の繁殖の障害になるからではないかと推測されるそうです。この実験はあくまでセキセイインコの場合ですが、音声を学習する能力の高いオウム類やスズメ類、ハチドリ類などのメスも同様の性質を持つ可能性が高いそうです。
別居5ヶ月で記憶に残らず・・・う〜ん、少し寂しい感もいたしますが、生きるための知恵として授けられている本能なのでしょうね、きっと。そして人間の夫婦事情においても大同小異!?そんなに大きな違いはないのかもしれません^^;
インコ類のなかにはつがいが一生つれそう種が多くあり、セキセイもそのひとつとされていますが、飼育下ではしばしば雑婚も見られ、仲の良いつがいとそうでない場合とではかなりの差があるそうです。つれあいが落鳥して気落ちしている場合は、つれあいと似た色の異性の鳥を連れてくると再婚できるケースも多いそうです(「コンパニオン・バード 5号」より)。また、人間を伴侶としている鳥が、その飼い主に先立たれて気落ちしている場合、家族が飼い主に似せた変装をして気を紛らわしてやるのが得策だ、なんてことも以前何かで読みました。これなどはまるで笑い話のようですが、残された鳥にとっては死活にかかわる重要なことなのでしょうね。
わが家のピーの場合は愛妻に先立たれた後マイペースで生き抜き、ケージから飛び出して外の世界を楽しんだりと余生を存分に楽しんでいます。いやはや彼も多分にドライな性格だったのでしょうねぇ。相手さえいれば再婚もしたそうな本人の素振りなのですが、今のところ相手には恵まれずさみしい男やもめ生活を続けています。
みなさまのところのインコちゃんの夫婦事情は如何でしょうか。雑婚、再婚の興味深いお話があればお聞かせくださいネ
さてさて、ルチノちゃんの結婚相手としてお迎えしたさくらちゃんですが、さくらの”男疑惑”もあって二人の結婚問題は今のところ棚上げです^^;いまだ喧嘩友達の域から出られぬ二人ではありますが、最後に最近の様子をちょこっとご紹介しましょう♪
既製のおもちゃよりちょっとしたものに喜ぶインコ達です。古紙回収の日に漫画本を縛っていると早速やって来て、しばし紐遊びに興じた二人です♪