こざくら日和 : 過去ログ : 2007-03-19

2007-03-19

母の感慨 vol.3

ポスト @ 17:06:35 | 01.全て,04.日々の徒然

今月9日、長男、次男が高校、中学をそれぞれ卒業しました。残念なことに、同じ日に卒業式が行われたため高校での参列は断念し、次男のほうに出席することにしました。

中学校の卒業式は送辞、答辞、合唱などしみじみと心を打つよい式でした。三年前同様にして長男がこの学校を卒業したのですが、当時この地元市立中学は非常に荒れていました。ですから長男の時は卒業の感慨に浸るというより、やっと無事にこの学校を出ることが出来たという安堵の思いが先にたったものです。

長男はそんな荒れた代の子供達と、幼少時から中学卒業までの十年以上の歳月を過ごしました。仲のよいお友達が出来たことは幸運でしたが、絶えず周囲がわさわさとうるさく落ち着かない・・・そんな可愛そうな境遇だったと思います。

高校はそんな環境からの脱出でした。「ぜひここに!」―という、自分の思う高校に頑張って進学しました。落ち着いて学校生活が送れる環境・・・邪気の無い明るい学生達の顔・顔・顔・・。親子で心底ほっとしたものでした。素晴らしい仲間に恵まれ、部活動でも実績を上げ、充実した三年間を過ごすことができました。思えば、長男の青春は高校時代から始まったのでした。

一方の次男―。長男とは三年の開きしかありませんが、その間この中学はガラッと変わりました。まず服装の乱れが無くなりました。どの子もフツーでした(このフツーがとても奇特なのです)。幼稚園、小学校、中学校と、次男は伸び伸びと過ごし、すくすくと成長しました。

中学で入ったソフトテニス部でも良い仲間に恵まれました。部活動でも、勉強の面でも互いに切磋琢磨し、競い合って成長していきました。そんな恵まれた環境に身をおくことができて、次男は本当にラッキーでした。

さて、最近の子はドライと申しましょうか、うちの子も例外ではなく、二人とも「卒業」に感傷的になる、ウェットな気持ちは持ち合わせていないようでした。ところが、卒業式を終えた次男、「これで、先生やみんなと会えなくなるなんて・・もう学校に行かないなんて、さみしい!」と―。

―そうだよ、そうだよね。これがフツーだよね。誰でも感じる気持ちだよね。

ドライだと思っていた次男の言葉に、私は何だかちょっぴり嬉しく感じたのでした。口には出さずとも、きっと長男も同じ気持ちでしょう。

―ああ、青春っていいな〜。できれば戻りたいなぁ。

しみじみそう思った母なのでした。

今月学校を卒業したたくさんの子供達・・・友達との別れ、先生との別れ、学校との別れに今はちょっと寂しいかもしれないね。でも、そんな切なさもきっと四月になればキラキラとした思い出に変わっていくことでしょう。若者達の未来に幸あれ!!

先生から生徒に手作りの小瓶がプレゼントされました。瓶の上にある「34」は出席番号です。中には学校の木から取った、可愛い実が入っています。小さいラベルには、”It's true we'll make a better day. Just you and me!! ”の言葉が―。英語の授業で歌った”We are the world”の一節です。

悲しき多角関係

ポスト @ 17:06:10 | 01.全て,03.インコの部屋

さくらが来て、はや半年が経ちました。ここにきてそれぞれの関係といいましょうか、相関図のようなものがはっきりしてきたように思います。

まず、さくらはルチノちゃんが好き♪絶えずルチノちゃんを追い、隙あらばクチュクチュしようと、嘴を傾けてルチノちゃんに誘いをかけます。

荒鳥・ピーもルチノちゃんが好き♪愛妻を失ってからのピーの心の支えはルチノちゃん!きっと妻というより、仲間が欲しいのでしょう。でも鳥なら誰でもいい・・・というわけでもないみたい。ちゃんと好き嫌いはあって、さくらのことは苦手なピーです。自分のケージにルチノちゃんが入っても許すのに、さくらが入ると、老体に鞭打って威嚇〜(荒鳥、いっぱしです!)。

さて、そんなモテ男のルチノちゃんはどうかというと〜。こちらは微妙。さくらが来る前からのパートナーである私の位置は、取り合えずは変わってはいないみたい。でも以前のようにべったり〜という蜜月時代は悲しくも過ぎ去ったようです。私との関係を適当に維持しつつ、時としてさくらとのアヴァンチュールも楽しんでいる・・・そんな感じでしょうか。あらら、ルチノちゃんってそういうオトコだったの〜!?(しくしく..T T)

今日はそんな鳥たちの愛の流刑地!?ケージ越しのラブシーンをお届けしたいと思います。さくらの愛には中々応えずのらりくらりのルチノちゃんですが、ケージ越しだといつもより素直になれるみたい♪障害物があると燃えるのでしょうか・・愛のプレゼントをさくらにあげるルチノちゃんです。

二人のラブシーンを撮るのに夢中な飼い主―。ふと見ると、背後には悲しきあぶれモノの影が〜。誰の愛も得られない悲劇の荒鳥は、二人の熱きシーンに嘗ての妻との愛の記憶を呼び覚まされたのでしょうか。その視線が何とも寂しげです。

それにしても超えられぬのは、手乗り鳥と荒鳥の一線です。荒鳥は手乗りを仲間と認識しますが、手乗りにとって荒鳥は、まさしく異郷の存在です。ヒトと戯れることはあっても、荒鳥とは決して交わることはない―。そう、我が家の鳥たちの関係はちょっと複雑・・・ヒトも絡んだ、悲しき多角関係なのでした〜^^;