こざくら日和 : 過去ログ : 2006-05-26

2006-05-26

コンパニオンバード発売!

ポスト @ 17:14:05 | 01.全て,03.インコの部屋

色鮮やかなボタンインコの表紙が書店を歩く私の目に飛び込んできました。コンパニオンバードNO.5の発売です。

わ〜、新しいものが出たんだ〜(^o^)♪ そろそろ発売されるはずの新刊を楽しみにしていましたので、早速買い求めて帰ってきました。

美しい写真や海外での鳥事情を含めた興味深く詳細な記事・・・小鳥飼いの方にはきっとこの本のファンが多いことでしょう。かく言う私も小鳥の病院の待合室で目にしたときからのファンで、全部ではありませんがバックナンバーも数冊そろえています。

さて今号もいつも通りの充実した内容。特集はオープンしたての神戸花鳥園について!ほかにも人を怖がる鳥とのコミュニケーションについてや、鳥を長寿にさせる秘訣などなど役に立つ情報が盛りだくさんで嬉しい限りです。

そんななかで目を引いたのが「この人も鳥が好き」のコーナーに登場したガッツ石松さん!その容貌からは想像しづらいのですが、ガッツさんも大の鳥好きなのだそう。ご自宅には猫の親子2匹のほかにセキセイインコと九官鳥がいます。面白いのはそのネーミングです。なんと2羽とも「ピーちゃん」だとか。「2羽違う名前を言うのは疲れるから〜」とのガッツさんの弁ですが、そんなところに彼の単純かつ素朴な精神が顕著に表れているようでなんとも面白い。以前飼っていた猫には「ネコ」という名前をつけていたそうな〜^^大きな肩に黄色いセキセイインコをちょこんと乗せたガッツさんの写真がなんともミスマッチでユニークでした。

それから心ひそかに楽しみにしているのが鳥グッズの手作りコーナー。鳥のぬいぐるみやキャリーケース用トートバッグなどの作り方が紹介されています。今回はビーズで作る鳥のマスコット。不器用なわたくしではありますが、いつか挑戦してみたいなと思っています。

このようにコンパニオンバードは鳥全般の知識のほかに、手芸コーナーや鳥の写真撮影技法の指南などもあり、内容が広範囲にわたっているのがとても良いですね。年に2回ほど出されているようですが、発売がとても楽しみな本の一つです。

バードピアの思い出

ポスト @ 17:10:11 | 01.全て,03.インコの部屋

ご紹介のコンパニオンバードですが、私にとって興味深い記事がもう一つ。それは「ありがとう!バードピア宮中園長さん」と題された記事です。

バードピアはヨコハマのシンボル、マリンタワー内にあった鳥の楽園です。1976年に宮中 理さんという方が開設され、つい最近の2005年11月20日、惜しまれて閉園しました。マリンタワーの経営難による立ち退きだったそうです。

このバードピア、一度だけですが行ったことがあります。わが家の子供たちがまだ小学生の頃のことでした。ちょうどその頃初代のセキセイインコ2羽をお迎えしたばかりでしたので、たまたま入ったマリンタワーで見つけた鳥の楽園に子供たちは大喜びでした。

園に入るとまず入り口でえさの入ったカップをもらいます。トマトに粟だまの混じったような少し生臭いそのえさを持って入ると、たくさんの鳥たちが近付いてきます。看板鳥のオオサイチョウやフラミンゴ、エミューなどの大型鳥は正直怖い・・・どの鳥たちも穏やかな性格だとのことですが、それでもおっかなびっくり、なんだか腰が引けてしまいます。親しみのあるセキセイなどに与えようと思うのですが、何故だか小型の鳥はこちらには近寄って来てくれません^^;そんなこんなではありましたが、この日一家はびびりながらも心行くまで鳥さんたちと戯れ遊び楽しい一日を過ごしたのでした。

その後のことになりますが、某新聞で「人物」のコラム欄に登場した宮中さんを拝見する機会に恵まれました。楽しかったバードピアの記憶が蘇り興味深く読みました。それによると宮中さんは海外在住のサラリーマン時代に大型鳥などを飼い始め、それを機にどんどんと手持ちの鳥が増えていったそうです。やがてもっと自然の状態でたくさんの鳥たちを飼育したいとの夢が芽生え、そんな折マリンタワー内出店の話が舞い込んでバードピアが誕生したということでした(当時の記憶で少し違っているかもしれませんが・・・)。園内にいた鳥たちは宮中さんご自身が飼われていた鳥たちであると知りとても驚きました。そして無類の鳥好きさんの夢が、このような形で結実したことにとても感動したのでした。

その後バードピアを訪ねる機会はなかったのですが、ある映画を観たことがきっかけとなって、「再びあの鳥たちに会いに行きたいな・・・」との思いが再燃。そう思った矢先の閉園でした。本当に残念でなりません。

さて、その映画ですが、2004年に公開された『花とアリス』という映画です。監督は岩井俊二、主演は鈴木杏と蒼井優・・・。

話は飛びますが実はこのわたくし、蒼井優ちゃんのファンなのです。あの少女特有の清い透明感が眩しい・・・(少女が似合うヒトだと思うのです。大人の女優になったらどうなのかしら・・・でもステキな大人のオンナにもなってほしいなあ)。それでいて小悪魔のような毒をも含んだ演技もまたとてもよく似合います。

彼女との出会いは以前購読していた『朝日中学生ウィークリー』・・・。ご自身の中学時代の徒然を綴ったコラムを一年間執筆していました。文章もしっかりとしていましたし、穏やかで前向きな姿勢、そしてピュアな感覚が瑞々しくてステキ。写真で見るその姿も可愛く、それ以来ずっと注目してきたのでした。

そんな彼女が目的で観たこの映画なのですが、なんとそこにバードピアが登場!もう一人の主演、鈴木杏ちゃんがデートをする場面で使われていたのです。

うわぁ〜バードピア!!

もうびっくりです!そして面白いことに、杏ちゃんが持ったえさのカップに真っ先に食らいつこうと我さきにと迫って来るのはあのこざくらインコ!しかも黄色の顔に赤いハチマキのルチノーではありませんかっ!!これには笑えました。普段のルチノちゃんの貪欲ぶりを見れば当然のことかもしれませんが〜(^m^) そんなこんなで『花とアリス』は大好きな優ちゃんが出演しているということも去ることながら、かつての楽園バードピアの大切な思い出としても”永久保存”の映画となりました。

さて、バードピアの鳥たちがどうなったのかいうことは以前からの気懸かりだったのですが、コンパニオンバードの記事により行き先が判明・・・なんと最近オープンした神戸の花鳥園に引き取られたそうです。鳥に対する考え方が一番近かった施設にということで決まりました。当初宮中さんも鳥たちと一緒に神戸に移動・・・新しい環境に慣れるまでは付き添っていたそうですが、その後体調をくずされたため鳥たちを残して横浜に戻ったそうです。宮中さん、お疲れ様でした!そしてバードピアの鳥たち、本当に良かったね!!

最後になりますが笑い話をひとつ―(もう少しお付き合いください^^;)。 バードピアにはホオジロカンムリヅルという大型鳥がいたのですが、この鳥のえさの啄ばみ方はすごい・・・。長いくちばしで「バシッ!!」とカップを叩くように突きます。当時まだ幼かった次男はこれに驚いてえさのカップを取り落としてしまいました。まだどの鳥にも与えていないもらったばかりのえさでした。強い衝撃とえさを失ってしまったショックとで次男は泣き出す始末。横で見ていた私もこれにはびっくり、ちょっとびびりました〜。

その後長男がある大型鳥を指し、「お母さん、この鳥は実に上品な食べ方をするよ」と言うのでえさを与えてみたところ、再びバシッ!!カンムリヅルの件があったというのに、まんまとだまされてしまいました〜。長男、してやったり!です(--;) 今では笑い話のそんな苦い(笑)思い出もあるのですが、なんと今回のコンパニオンバードではこんな記載も発見―!

「カンムリヅルの周りにはたくさんの空のカップがよく落ちていました。急に嘴をカップに突っ込むので来園者が驚いてカップを放り投げた結果です・・・」

この”来園者”の中にはあの時の次男もきっと入っていることでしょう・・・。当時のことを懐かしく思い出しながら、大いに笑った私なのでした(^^

・食いしん坊鳥の代表、こざくらルチノーのルチノちゃん♪

(Laugh)  長い話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました  (Laugh)