2007-06
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2007-06-28
打たれてなお、輝きを増す人
2007-06-25
健康診断に行きました
6月に入った過日、小鳥達を健康診断に連れて行きました。ルチノは1年ぶり・・さくらは赤ちゃんの頃に元親さんに連れて行ってもらって以来、うちに来ては初めての検診でありました。1羽が2羽に・・・やっぱり移動も2倍に大変ではありますが、可愛い小鳥チャンたちにいつまでも健康でいてもらうための大事なお勤めです。飼い主はいそいそと出かけたのでありました。
我が家の小鳥達がかかっている病院は、横浜は子安にある「横浜小鳥の病院」―。こちらの院長、海老沢先生は「コンパニオン・バード」誌などでもお顔をお見かけしますが、小鳥の獣医さんとしてカリスマ的な存在だそうな〜。うちの子達の担当医は小鳥に注ぐ眼差しがとっても温かい、M野先生(女性)。そしてさくらの実家、まこ蛙さんのところのお子達もみんなこのM野先生が担当医なのです(ホント、偶然なんですよ〜)。
今回は健康診断ということなので、体重測定、そのう・便検査が主な内容です。まずは先輩であるルチノちゃんからです。
体重は51g。こざくらとしては平均的でしょうか(骨格からはやや痩せ型と言われています)。そのう、便ともに異常なし(ほっ^_^;)。
ルチノにとっての問題は、長年の持病である毛引きです。首周りも常習化していますが、こちらはまだ良しとのこと。しかし尾羽の付け根の方は、単なる毛引きから自咬へと進み、こちらも常習化しているために患部がこぶのような脂肪種になってしまっているそうなのです。そして悲しいことに今は尾羽が一本もない状態です(T T)。はえかかってもいつの間にやら抜いてしまい、最近ではこの尾羽のない状態にも見慣れてしまった我が家の住人達です(笑&涙)。以前カラー治療もしたことがあるのですが、カラーによって首周りの毛引きが誘発されましたし、かなり苦しむ様子があるので、カラーは使いたくないというのが飼い主の希望です。
さて、この毛引きに有効なお薬を先生がアメリカより持ち帰ってきたという、そんな耳寄りな情報をまこ蛙さんより事前に頂いていた飼い主、今回はこのお薬を頂くことが大きな目的でもありましたので、早速先生に伺ってみました。
この薬は米国・ハリソン社が開発したもので、アビックスの「スーザー」というものです。ハリソンは信頼できる会社ですし、この薬の主な成分はアロエなので、まずは安心して使えるとのこと。スプレータイプで患部にシュッと吹き付けて使います。ただ、この薬を使うに当たっては腎疾患がないことが条件だそう。そこでルチノちゃん、急遽レントゲン検査をすることになりました。結果、腎臓に問題なし!無事にお薬を頂くことができましたよー^^)♪ この貴重なお薬、今は先生がアメリカから持ち帰った物が数本あるだけなので、それを容器に小分けして頂くことになりました。試して効くようならまた頂きに行きたいと思います。今後はアメリカから恒常的に手に入るルートも出来たということです。
さて、お次はさくらちゃんです。
「わぁ〜、大きいですね〜!」と、先生がさくらを取り出しました。体重61g。ジャンボです。さくらの両親もこのM野先生にかかっているので、「分かるかしら〜」と思いながらも、「この子はマリエルちゃんの子どもなんですよ!」と言ってみました。すると、「え〜そうなんですか〜!?」と、M野先生。さすがは先生です。ちゃんと分かっておられました。「あそこの子はみんなとっても立派な体格なんですよね。上手に育てるとああいう風になるってことがよーく分かりますね。それも脂肪太りではなくて、骨格が大きいのよね」」と、先生。
しかし〜・・・さくらの腹をめくったM野先生―
「あらっ、脂肪がしっかりついていますねー!」
ナント、さくらの下腹に白い脂肪の塊が見られるではありませんか!悲しいことにさくらは”メタボリック”と言われてしまいました(T T)。この若さでこんな状態だと、将来コレステロール値が高くなり成人病になってしまう可能性が高いとのこと。急遽さくらの食餌を見直すことになりました。
さくら達の食餌は、アワ、ヒエ、キビ、カナリーシード等の種子食が中心ですが、それに大好物のサフラワー、アサの実をいつも少量ですが混ぜていました。さくらの便を見ると脂分の多いそれらを好んで食べている形跡があるそうなのです。
先生はおもむろにアサの実を机で潰しました。するとべちゃっと潰れたアサの実からかなりの量の油が飛び出しました。ああ、さくらはこんな油っぽいものばかりを選り分けて食べていたんですねぇ(しょぼ〜ん)。
早速明日から食餌改善です。サフラワー、アサの実は抜いて、よく運動させるようにとの指示をいただきました。好物を食べさせてあげられないのは可哀想ですが、それもこれも可愛いさくらちゃんのためです。飼い主はひたすら我慢の一字(涙)。やはり好物であるオーツ麦やそばの実はOKとのことでしたので、それがせめてもの救いです。
そのう・便の方は問題なしでした。初めてそのう検査の管を飲み込んださくらちゃん・・・「ほら、お口開けて!この子は力が強いねぇ!」と、先生。ちょっぴりてこずらせてしまった”メタボ”さくらチャンなのでした〜。
こんな調子でさくらにとっては初の健康診断も無事終了!これからは健康食でダイエット!!の日々ですね。
2007-06-25
お知らせ
以前の 記事 でご紹介しました、「虹の橋」―。もう皆さんご存知ですよね。ペットロスの悲しみを和らげるものとして、動物と暮らすたくさんの方達から愛されてきました。
原文英語、原作者不詳のこの詩は多くの方によって日本語に訳されているようです。私は「いっけ」さんが翻訳されたものをご本人の了解を得て日記に掲載させていただいたのですが、この度いっけさんよりHP移転のご連絡をいただきましたので、ご紹介したいと思います。
新しいアドレスはこちら! http://www.geocities.jp/wan_nyan_niji/
以前「あきののはら」というサイトの一部だったものが独立して、新たに「虹の橋と、それから…」という名称になったそうです。「ママ、もう泣かないで」という自作の詩(素晴らしい涙・涙の詩です)も掲載されていますので、皆さまぜひ一度のぞいてみてくださいませm(_ _)m
2007-06-15
ブライアン・鳥のセミナー
(前回の「さくらの里帰り」の続きです)
6月3日、さくらをまこ蛙さんのお宅に預け、人間達は移動。まこ蛙さん、kuraさん、わたくしの3名は近くの大田区産業プラザで開催される「ブライアン・鳥のセミナー」会場へと向かいました。
このセミナーはまこ蛙さんが「自宅の近くでいいセミナーが開催されるよ!」と誘ってくださり、こんぱまるさんでまとめてチケットを取ってくださったのでした(まこ蛙さん、ありがとう〜〜)。鳥関係のセミナーに出席するのは初めてのわたくし・・わくわく・どきどき、期待に胸が膨らみます。
さて、「ブライアン・鳥のセミナー」ですが、これはアメリカの鳥専門医であるブライアン・L・スピヤーさんを講師として招き、獣医師、ブリーダー、ショップ、鳥の飼い主などすべての鳥を囲む関係者を対象として開催された異色のセミナーです。鳥の飼育管理、疾病等における正確な知識・技術の向上を目指したこのセミナー・・・まずは会場の様子をちらっとご覧くださいませ〜。
講義はブライアン先生がスライドを使って英語で話され、それを通訳の方が順次訳すという方法で行なわれました。このセミナーは東京会場で2日間、他に横浜・大阪でも開かれたようですが、内容はそれぞれ異なるようです。東京会場1日目は、「鳥の身体検査」という講義内容で、気道確保の方法など、かなり専門的なお話もあったようです(kuraさん談)。
私の参加した東京会場2日目は、ヨーロッパ・アメリカにおける飼い鳥の歴史、鳥と獣医学、飼育環境、食餌、クリッピングなどについての講義でした。毛引きについての講義が予定されていたのですが、変わってしまったようなのがちょっと残念でした(我が家には毛引きの子がいますので・・・)。
そんなこんなではありましたが、獣医師、鳥関係者が一堂に会したアカデミックな雰囲気の中、久しぶりにお勉強したわたくし・・大変有意義なひと時を過ごすことができました。中でも嬉しかったのは、たくさんの鳥の著書をお持ちの磯崎哲也先生がいらっしゃっていたことです。磯崎先生は講義の締めくくりの言葉を述べられ、ブライアン先生と参加者達との”じゃんけんゲーム”を指揮され楽しく盛り上げてくださいました。いつもご本は拝見しているのですが、こんなに楽しく親しみやすい方だったとは〜!これには感激でございました♪
セミナー終了後に懇親会もあったのですが、こちらは時間の関係で参加せず、まこ蛙邸にさくらを迎えに戻りました。さくら、狭い移動用のケージでしたが大人しく待っていてくれたようです(^^)。帰りの電車の中でもじっといい子にしていたさくら・・・覆いをめくって様子をうかがうとしっかり目が合い、「ピチッ!」と応えてくれる可愛いさくらなのでした。
さてさて、おうちに帰るとすっかりいつもの暴れん坊将軍に戻ったさくら・・・狭いケージや緊張から解放されたのでしょう、部屋中をびゅんびゅんと飛び回っています。一日離れていたルチノちゃんが恋しいのか、強引な求愛も〜。でも、こうしてみると中々仲良しの二人なのでした。ルチノの方もさくらのいない間し〜んと元気の無い様子だったそうですから、二人は案外いいコンビなのかもしれませんね!
2007-06-09
さくらの里帰り
6月3日、さくらを連れてまこ蛙さんのところに遊びに行きました。昨年9月にさくらをお迎えして以来お邪魔するのは初めてのこと。さくらにとっては初のお里帰りということになります。
お迎え1ヵ月後にお姉ちゃんの日向ちゃんが我が家に遊びに来てくれた時はいきなり意気投合した二人ですが、今回は如何なものでしょう・・・興味津々の飼い主です
むむむ〜・・・何という双子ぶりでしょう!流石は姉妹!!これには飼い主もまこ蛙さんも参った参った(汗)。よく見るとさくらの方が若干大柄で、足の色の青みが強いようでしたが、一羽ずつ来られた日にゃぁ、識別はかなりの困難を極めそうです。ちなみに向かって右がさくら、左がお姉ちゃんの日向ちゃんです。
左にぽつんと離れているのがさくらです。物心がつき、場所見知り、鳥見知りもするようになったさくら・・・ファミリーの中にすぐには溶け込めないようです。
さくら、パパに話しかけてもらっていますねぇ。ちょっとビビって腰が引けているさくらです。ともするとじっと固まりがち・・・。「ここはどこ!?あの人たちはだれ!?」といった心境なのかな(^^;)
パパとママが仲良く遊んでいるところに、手に乗せたさくらをそっと近づけてみました。さくら、やはり固まっています。ママが一生懸命話しかけてくれていますが、じっと大人しげにしているさくらです。我が家に居る時の暴れん坊振りはどこへやら!ああ、さくらはすっかりうちの子になったんですねぇ。こんなさくらの様子を見ていると、胸がじーんと熱くなり、愛おしさでいっぱいになります。
さて、この日は鳥友達のkuraさんもいらっしゃっていて、kuraさんは何とおうちのルリコンゴウインコのルリちゃんを連れておいでになったのです!ルリコンゴウを間近で見るのは初めてのわたし・・・。その迫力、美しさに圧倒されてしまいました〜
まだ生後8ヶ月くらい(!?)のルリちゃん。人間で言えばまだまだ赤ちゃんなのでしょうが、中々立派な体格でございます。器用に木の実の殻を剥いて美味しそうに召し上がっておられましたよー。
嬉し・楽し♪の親子姉妹の再会の時は瞬く間に過ぎ去り、人間達はまこ蛙家を後にし、とある場所へと移動です。目的地はすぐ近くの大田区産業プラザ。ここで開催されている、「ブライアン・鳥のセミナー」に参加するのが本日のメ〜ンイベントでございます^^)♪ その間さくらはまこ蛙さん宅でお留守番です。その様子はまた後日。。。(続く)
山口県光市で起きた、母子殺人事件の差し戻し後の控訴審第3公判が27日、広島高裁で行われました。今日テレビでは、被害者の夫であり父でもある本村洋さんの姿を見かけないときはありませんでした。
99年4月に起きたこの事件、凶悪な殺人事件が毎日のように起こる現代にあっても、悲惨でショッキングな事件として記憶に強く残っています。
事件当初、20代初めの若さだった本村さんにはまだ少年の面影すら残っていました。事件の加害者だった元少年とは5歳の年の差もなかった・・。それが本当に痛々しかったのを記憶しています。
裁判は、加害者が少年法51条1項の規定により死刑とならない18歳を過ぎて間もない時期に犯行を犯したため複雑な経過を辿っていますが、この8年もの歳月、本村さんが驚くほどの成長を遂げられたのを(こう言っては失礼に値するでしょうか・・)、その都度驚嘆の思いで拝見してきました。
今加害者の少年についている弁護人は21人もいるとか・・。注目される事件ほど加害者は手厚く庇護されます。それに対しての被害者の人権はどうでしょう。マスコミの風雨に晒され、世に訴えかければ「出すぎだ、目立ちすぎだ」とのバッシングにも耐えなければいけません。被害者であるにも係わらず、です。被害にあってなお打たれる遺族の心境というものは、いかばかりでしょう。
それにしても感じるのは、事件に負けることなく、打たれてもなお輝きを増す人がいるということです。
この本村さん、然りです。薬害エイズ訴訟の川田龍平さん、オウム事件被害者遺族の高橋シズヱさん、イラクで亡くなったジャーナリスト橋田さんの妻、幸子さん、そして忘れてはならないのは、拉致被害者の家族、横田夫妻を始めとする家族会の方々です。
皆さん事件の悲しみに埋没してしまうことなく、日々闘っています。そうすることによってしか悲しみ・怒りをやり過ごす術はないのかもしれません。が、彼らの強さ、凛々しさは見るものの心を打ちます。尊敬の気持ちでいっぱいになります。
この人たちの存在は、きっと同じ境遇にある人々の強い力となっていることでしょう。そして幸いにも、そうしたこととは無縁、蚊帳の外にいる私にも大きな感銘を持って訴えかけてくるのです。
事件がなければきっと平凡な人生を歩んでいた方が大半でしょう。事件によって180度変わるほどの変貌と輝きを得た人々・・その輝きが痛々しく、厳しく、時には崇高ですらあるのを見るにつけ、何だかとても複雑な気持ちになってしまうのです。
折りも折り、宮沢元首相逝去のニュースが飛び込んできました。一時代を築いた方々が亡くなる・・・。時の流れを感じ、少し寂しい思いがいたしますね。ご冥福を心よりお祈りいたします。